旬の地魚を味わう 全国漁港めぐり 』 (双葉社 2015/7/16) というムック を見ていたら、 漁港で地魚を 食べていた記憶が思い出された。
  古い写真を取り出してみた。
     (2015/9/1)

   ※ 地魚については、「 ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑 」   を利用させていただいた。


《 記 録 》

  漁  港   地  魚  飛び先
 沖縄・海野漁港・養殖センター  クルマエビ  飛び先@
 房総・富津漁港  アナゴ  飛び先A
 房総・金谷漁港  黄金アジ  飛び先B
 房総・保田(ほた)漁港  キンメダイ  飛び先C
 福島・小名浜漁港  地魚 3点 ( ドンコ、カスペ、メヒカリ )  飛び先D
 高知・上ノ加江漁港  漁師定食、イトヨリダイ  飛び先E
 那覇・泊(とまり)漁港  マグロ  飛び先F
 根室市・落石漁港  ミズダコ    飛び先G






海野漁港・養殖センター  クルマエビ


1999年7月30日 

クルマエビの生産量は沖縄が日本一。
知念半島北端・知名崎に クルマエビ養殖場 がある。




海野漁港の隣の 板馬養殖センター





この養殖場に隣接して、海産物レストラン 「 えび倉 」があった。

国道から、サトウキビ畑の中の道に入り、突き当りに、ぽつんと その店だけがある、ひどく不便な場所だった。


ここの 「 クルマエビ尽くし定食 」は 最高に豪華だった。
内地から 友人が来ると 案内していた。

クルマエビの塩焼き 5本

クルマエビの天ぷら

クルマエビの刺身

クルマエビの えびしんじょ



クルマエビ




この外、 「クルマエビの 小エビ唐揚げ」 が美味かった。
養殖場で間引かれた 小型のクルマエビで、プリンプリンしていてビールのつまみに最高だった。
量が多く、食べきれずに 持ち帰っていた。

那覇からは遠く、結局、 「えび倉」 は続かず 何年かして閉店してしまった。  今 思い出しても残念な店だった。




 富津漁港  アナゴ


2009年10月14日

富津漁港には、江戸前のアナゴの他に、 潜りで採るバカ貝(アオヤギ)が水揚げされる。
一緒にミル貝(ミルクイ)もあがる。

漁港に面した通りの向かいに、アナゴ天丼の店が数軒ある。

        道路のこちら側の 漁港から撮影


お食事処 山清」 に入った。

 超 ド級のアナゴに (◎_◎;)
 しかも 2本も、だ!

             巨大アナゴが二本の 穴子丼         煮アナゴ定食も 皿に収まり切れず 折りたたんでいる

アナゴ




 金谷漁港 黄金アジ


2009年10月14日

房総半島の金谷は アジの町だ。
回遊しないで 根に居付いて肥えた 金谷の黄金アジ が有名。


金谷港にある ザ・フィッシュ の同名のレストランで アジを味わった。

         入り口  テラス席もあり、ホウボウのモニュメントが目だった。


鯵づくし御前 を注文した。




黄金アジの たたき
黄金アジの 塩焼き
黄金アジの 天ぷら





ア ジ


金谷は、鋸山観光の地であり、、久里浜へのフェリー港でもある。
食事後 フェリーで 向かいの三浦半島・久里浜に渡った。




 保田(ほた)漁港  キンメダイ


2008年秋

保田漁港は、金谷漁港より南の館山寄りに位置してる。

漁港には、漁協直営の食事処 ばんや」 がある。
観光バスも入る 人気のレストランになって 混雑している。





30cm級の金目鯛の煮付けだった。

これを一人で独占して食べる贅沢さ!



キンメダイ






小名浜漁港 地魚3点


2010年12月6日

いわき・小名浜漁港の 「 いわき・ら・ら・ミュウ 」内の 「 さかな処 まさ常 」 で、他所ではお目にかかれない地魚を食べた。
ドンコの煮付け と  カスペの煮付け と メヒカリの唐揚げ  を。

ドンコは、ぼてっとしてヌメリがあり、見た目は良くないが、肝 はとても美味かった。
カスペは小さなエイで、エイヒレ部分の軟骨の煮付けを食べた。
メヒカリは、小名浜の名物で、港の魚市場には あふれている。



(左) ドンコの煮付  ドンコ



(右上) カスペの煮付  カスペ



(右下) メヒカリの唐揚 メヒカリ





カスペ は エイの ひれの部分が中心で、身とヒレ先の軟骨が美味い。
淡白な味で、エイを煮付けで食べれるとは思ってなかった。

   これが出てくるか、とギクッとしたが.. →    姿造りだが、  頭と背骨と尻尾 は除かれていた。




メヒカリ は深海魚で、肝の苦味がなんともいえず美味い。
キビナゴやワカサギなどの表面を回遊する魚と違う。

水族館で見たら 砂地に尾をつけ上を向いていた。大きな青緑色の目が特徴

 小名浜名物のメヒカリの唐揚。    小名浜の水族館 (アクアマリン福島) で


ここのメヒカリはサイズが大きかった。
更に メヒカリの刺身 もあり さすが本場、と感じ入った。




上ノ加江漁港    漁師定食


2007年10月

高知・中土佐町 久礼漁港の南にある小さな漁村の漁港。

静かで、上空を舞う トンビの ピーヒョロロ という鳴き声だけが耳についた。

   のんびりと漁網の手入れをしていた 二人


漁港内の 「わかしや」 は、漁師のおかみさん達が共同で運営している 漁家レストラン。

ここの 定食 は、港であがったサカナを使った 「炊き込みご飯」 が特色。
赤ザカナがあがる港で、高級魚 アカムツの炊き込みご飯が売りだが、いつも獲れるわけではないので、出てくればラッキー。


この日は イカの炊き込みご飯 だった。 



定食に加えて、イセエビ汁(半身 ¥500)を追加した。
定食が ぐっと豪華になった(笑)



イセエビ





食後、隣で セリが始まり、誰でも参加出来る、ということで見に行った。
イメージのセリとは 全く違った光景だった。

               カツオ           この赤い魚は 高級魚のイトヨリダイ


イトヨリダイ




上ノ加江漁港では、特別に豪華な料理を食べたわけではないが、
ローカルの雰囲気のある漁港内で 新鮮な素材を使った地元料理 ということで 強く印象に残った。




(とまり)漁港    マグロ


2015年10月22日

ダイビングを終えた翌日、那覇 泊漁港内にある 公設魚市場 「 泊いゆまち 」 に行った。
泊漁港には 沢山の漁船が係留されていた。

         大型の漁船が多かった                 卸売市場




卸売市場の裏に、いゆ(魚の意味)まち がある。
内部は 鮮魚店が並んでいて 一般の人も買い物が出来る。


沖縄は、クロマグロ、 メバチ、 キハダ、 ビンナガ(びんちょう)の4種類のマグロが水揚げされる。
冷凍マグロでないマグロが 一年中食べられる唯一の土地なのだ。(下図)

 クロマグロ

 メバチマグロ

 キハダマグロ

 ビンナガマグロ


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ランチに まぐろや本舗 で、 まぐろ丼  500円を選んだ。 安くて美味い! 




まぐろや本舗は小さな店で、外国人も多く 混んでいた。

        今日のマグロは キハダマグロだった



ここはマグロを売る鮮魚店が多いが、地元の魚を扱っている店も多い。


高級魚の アカマチが三匹 並んでいた。
 アカマチ (ハマダイ)

褐色は  ヤキータマン
緑色は  イラブチャー

左上には 沖縄の最高級魚 アカジンミーバイの顔がのぞいてる
アカジンミーバイ(スジアラ)

※沖縄三大高級魚は、アカマチ、アカジンミーバイ、マクブ(シロクラベラ)


宮古島に移住した長老Mさんが、カースビーの刺身が美味い、と教えてくれた。

カースビー(ゴマフエダイ)






落石漁港
(おちいし漁港)    ミズダコ


2018年02月20日

北海道根室市の落石漁港は、根室半島の付け根に位置している。

さけ漁、たこ漁、ウニ漁など、豊富な海の幸に恵まれている。

落石産ミズダコは古くからの名産。


厳冬のこの日、漁港から出発するネイチャークルーズの前に、漁師のおかみさん達が作った「手作り弁当」を頂いた。
この中に、太い ミズダコの足が出てきた。(写真右下)


根室のホテルでも、蛸しゃぶしゃぶ鍋で、生のスライスしたミズダコが出てきた。

地元の人によると、大型は3メートル近く、世界最大のタコだそうだ。




 ミズダコ










 漁港で地魚を食べるページもあり、下記にまとめた。


  漁港と 地魚

   漁 港

    地魚料理

      掲 出 先 リ ン ク
三浦半島 松輪漁港   松輪サバ

2009年8月26日

 地魚を食べに行く 三浦半島 松輪漁港

愛媛・愛南町 中泊漁港  舟盛りと貝づくし

2008年3月17日

 地場の貝を食べに行く(4) ヒオウギ貝

千葉・飯岡漁港   岩ガキづくし

2007年7月8日

 地場の貝を食べに行く 岩ガキ

<番外>
 

栃木・茂木町 大瀬の観光ヤナ  鮎づくし


1997年6月28日


 初夏の那珂川 あゆ紀行






            2015年9月1日



2015年10月25日了

  宇田川 東