2010年8月27日から9月3日まで、7泊8日の予定で、多良間島にダイビングに行った。 あいにく、台風の来襲を受け、途中で島を脱出せざるを得なかったが、美しいサンゴなどを十分に満喫出来た。 ページ末にある四つのダイビングの動画が今回の旅行の成果。
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多良間島は、宮古島と石垣島の真ん中あたりで、直径 約5キロほど |
2010年08月27日(金)
夕刻、宮古島に到着。 明日朝、フェリーで多良間島へ渡る予定だ。 ホテル前のハリミズ御嶽にお参りし、海での安全を祈願した。 潜る前には、地域の神様の許可をもらうことにしている。 そう云うと、スナックのママたちはみな感心し、それはいいことだと口々に褒め称えてくれる。 |
2010年08月28日(土)
今朝、平良港を出て大海原をフェリーで2時間。多良間島に着いた。
到着前に、島の後方に石垣島、西表島の影が見えた。
集落の生垣はハイビスカスやブーゲンビリアやクロトンや美しい花々でいっぱいだ。
多良間島・普天間港 | フェリーたらまゆう |
クロトンの茂み | 真っ赤なサンダンカ |
2010年08月29日(日)
多良間島の今朝は雨。朝方は涼しい。
昨日は午後に一本潜った。透明度30m。
エダサンゴが繁茂してスズメダイが群舞している。真っ白な砂地がまぶしかった。
しかし、水温が高く気になった。
エントリーの情景 タラマは平らな島なので、どのポイントもこんな感じ。 |
今日は午前2本、午後1本潜った。
1本目は前泊港から20分ほどの大きな根のポイント。
真っ白な砂地にはガーデンイールが広範囲ににニョキニョキし、
根にはヨスジフエダイの大群舞。ハナゴンベも群れていた。
他の2本もサンゴやスカシテンジクダイ、キンメモドキが素晴らしかった。
動画を撮った。
ダイビングには、夜にショップに集まってログ付け、というその日の成果を記録しダベル集まりがある。
この島では他にすることがないのビールを飲みに出ている。
そしたらオーナーのシュウさんが昔、フリーダイビングが好きで33mまで潜った、という話で驚いた。
台風が来ていて明日からは先行き不透明。
2010年08月30日(月)
多良間島の海の光景の特徴は、生き生きと繁茂しているサンゴの群落と、真っ白な砂地にある。
それぞれの写真 →http://twitpic.com/2jmvcc →http://twitpic.com/2jmwl2
台風が2つ沖縄を挟むように接近してきた。
船を陸に揚げてしまうので、ダイビングは今日まで。
午前中に2本潜った。
グルクンの大群に巻き込まれ、幸運にも動画を撮れた。
まだ滞在も半分でしかないが、明日、多良間島を脱出することにした。
2010年08月31日(火)
多良間島は、直径5キロ程の隆起サンゴ礁の小島で、標高は最高で32m。 怖いのは台風の高波や地震の津波だ。 1771年の八重山地震では最高15mの津波に襲われた。 再現シミュレーションがこれ。 http://bit.ly/anEBpo このとき、石垣島では最高33mの津波だった。
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多良間島を脱出し、宮古空港に着いたが、那覇行きは全便欠航。
青空で日差しがキツイのにここで足止めとは辛い。
巨大ガジュマル下の居酒屋「あぱら樹」の奥座敷で、樹を眺めながら宮古そばの昼食。
夜は「レストランのむら」で体力回復のステーキを。
宮古のタクシー運転手さんが、
多良間は「日本で最も美しい村」に選ばれたのでこれから観光客が増えるんでしょうね、
と云ったのに驚いた。
ネットで調べたら、『日本で最も美しい村連合』 http://www.utsukushii-mura.jp/ に名乗りを上げ、認められたことだった。
「日本で最も美しい村」の一つだ、と名乗りを上げるのに、拍手パチパチと応援する。
『多良間の豊年際』(八月踊り)や、フクギ並木、遠見台、防風林、サトウキビ畑、牧場、ビーチなど村内は美しい。
集落の生垣も花が絶えない。→http://bit.ly/a1EQfX
2010年09月01日(水)
今、宮古空港で時間待ちしているが、思いついてミニノートeeePCを開いてワイアレスLANをチェックした。
そしたら幾つかを感知したが、一つだけセキュリティーチェック無しのフリースポットがあり、そこからネットに接続出来た。
それでこのツイートを投稿するが、空港は利便性が高い。
2010年09月02日(木)
昨夜は那覇の「東町食堂」でヘチマのミソ煮を食べた。
ここのヘチマは汁が多く、皿ではなく丼に汁がたっぷりでヘチマが沢山入っている。
久しぶりにマスターと再開し話に花咲いた。昔、東町会館での琉舞を見る前に、よくここで食べた。
店はもう25年とのこと。 ヘチマのミソ煮は500円だった。
台風は去ったばかしだが、ビーチエントリーで砂辺海岸なら潜れそう、とのことでトライすることにした。
ところで、明日から3日間、沖縄全島エイサー祭りがコザ市で開催される。
これは人気の祭りだが、すれ違いで残念だ。
台風一過の晴天だが、広い砂辺海岸には、さすがにダイバーはぽつぽつだった。
2本潜ったが、海中は台風の影響で濁っており、透視度はよくなかった。
これで、今回の旅行でのダイビングは終了。
2010年09月03日(金)
昨夜は、「ジャッキー」でチョップステーキを食べた。
ピーマンとタマネギとサイコロステーキを混ぜたもの。
夜は行きつけのスナック&ショットバーのコースで、ホテルへ戻ったのは2時半。
台風により、予定外の那覇で、予定外の馴染の店に流されたのも、定めとあきらめて楽しく飲んだ!
さあ、帰京だ。
那覇空港の4Fにいる。
眼前には鏡のように凪いだ海が広がっている。
手前から、チービシ、黒島・前島、渡嘉敷島と、ケラマの島々がくっきりと水平線上に見える。
太陽が渡嘉敷島の上に落ちようとしている。
出発まであと1時間。
2010年09月04日(土)
多良間島で珍しい野鳥を見た。 朝、窓から道路の端をニワトリのように中型の鳥が歩いているのを見た。 腹の部分が白く、姿はヤンバルクイナそっくりで驚いた。 双眼鏡を出して観察した。調べたら「シロハラクイナ」だった。 琉球諸島以南に棲息。 図鑑→http://twitpic.com/2l2ra3 |
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図鑑の写真 |
ミニノートeeePCを旅先で使っている。 前の那覇ステイはホテルの部屋にLANケーブルがあり、それを差込んで使用。 NYでは、ホテルの有料無線LANサービスでIDを貰って使用。 今回の多良間はUSBケーブルで携帯を接続し、FOMAのデータ通信サービス「パケット通信」でネットに接続した。
(民宿アダンの部屋は電話もない。) |
多良間島は木々に咲く花が美しい。
琉球三大名花(サンダンカ、オオゴチョウ、デイゴ)のサンダンカの花→http://twitpic.com/2l4uqt
那覇の福州園内のサンダンカ→http://twitpic.com/2l4vha
那覇の道路脇の植込にはミニサンダンカが多い。
琉球三大名花サンダンカ(福州園) | 琉球三大名花オオゴチョウ(福州園) |
ホウオウボク | 道路の植込みのミニサンダンカ |
2010年09月05日(日)
多良間島で撮った水中のムービーをYouTubeにアップした。 とりあえず、生き生きしたサンゴとクマザサハナムロの群れを。 カメラは数世代前の動画デジカメのサンヨーXacti J4。 → http://www.youtube.com/watch?v=poBmVylftRU ポイント: 多良間島・パナリグー
← 画像クリックで動画再生(推薦) |
多良間島の水中ムービー(2)をYouTubeにアップした。 大きなサンゴの根とヨスジフエダイの群れが中心。 水深 −28m〜 −22mと深く、少し暗いのが残念。 480P以上の解像度で見てください。 http://www.youtube.com/watch?v=_8W2Nlu18MU
ポイント: 多良間島・ミーツぬグー ← 画像クリックで動画再生 |
多良間島の水中ムービー(3)をYouTubeにアップした。 美しいサンゴの丘陵と真っ白な砂地。 480P以上の解像度で見るほうがよい。 http://www.youtube.com/watch?v=4RhDcyozrrM ポイント: 多良間島・やっぱりサンゴ ← 画像クリックで動画再生(推薦) |
2010年09月07日(火)
多良間島の水中ムービー(4)をYouTubeにアップ。 定番ものですが...真っ白な砂地のなかにある小さな根と魚たち。 480P以上の解像度で見るのをお薦め。 http://www.youtube.com/watch?v=wCej1RJHVtQ ポイント: 多良間島・サンドウエイ ← 画像クリックで動画再生 |
< 備 考 >
多良間島には、海から畑へ到る小道が幾つもある。
海の神様が、畑に豊作をもたらすために来る道で、トゥブリと呼ばれている。
アパリマ
トゥブリとか、パナリトゥブリとか云われ、標識も立っている。
その道が、海へ向かう道だ。
海へ向かう広い道 | 海へ向かう広い道 |
パナリ トゥブリ(海への道は左手) | 海へ下りる道 (トゥブリはこのような道) |
ミッジ トゥブリ | アパリヤ トゥブリ |
三ツ瀬公園 (2回目の2006年6月に撮った写真)
白い岩礁上に生育してる ハマシタンの緑が鮮やかだ。
作成: 2011年 2月 1日 | 宇田川 東(awagadu) |
リンク | 多良間島讃歌: 2003年に訪れたときの紀行 | |
多良間島のダイビング店 |