5月の バン、カワセミ、シジュウカラ、ヒヨドリ 2014年6月20日






今年の5月は、バンカワセミシジュウカラ などの巣立ちで 隠居は とても忙しかった(笑)

その記録を ツイッターのつぶやきから取り出した。







バン


2014年5月4日(日)



バン はハト大の鳥で、額が赤い。

「今年もバンのヒナが誕生しました
」、との谷口先生の奥様の情報で、早速 善福寺池に行った。
ヒナはアシの中に隠れていて確認できなかった。



                    アシ と バン                仲のいいバンの両親






2014年5月9日(金)


今朝は快晴。 朝日が強い。
朝食後、善福寺池に向かう。

アシの隙間から バンのヒナがやっと見られた。
可愛い!

が、すぐにアシの後ろに隠れてしまう。





             親の向こう側からも 頭が見える






2014年5月17日(土)



少し風がある 爽やかな朝だ。
朝食前に善福寺池にバンのヒナ達を見に行った。

アシの奥に4羽のヒナが居た。



バンは小さい。
ハトより細身だが、ヒナが小さいので 親のバンが巨大に見える。

                真っ黒でモコモコしてる





            左端にクチバシが見える。 ヒナは4羽いる。




この日は、ベンチに座ってバンが出て来るのをじっと待った。
目の前の葦の新緑 が美しかった。

古事記に出てくる葦の若芽である葦牙(あしかび) は、もっと鮮烈な印象だろうな、と思った。

独神(ひとりがみ)    北原白秋


天地(あめつち)の初発(はじめ)の時、かぎりなく虚しき時、
独神、成り坐しにけり。
萠え騰(あが)る葦牙の 鮮緑(さみどり)の神よ。
こをろ。













《昨年の記録》


昨年も、鳥絵塾で谷口さんから、バンのヒナが誕生した、との情報を得て、早速見に行った。
その時の記録。


2013年4月20日


バンのヒナが誕生して、とても可愛いですよ!」 との情報で 早速善福寺池に行った。
お母さんがヒナ達を率いて アシの間から出て来た!

             ヒナたちの行進

 親に向かって鳴いているヒナ。 カルガモと較べると親の小ささがわかる。
                   親譲りのデカい足


バンのヒナは小さく、カラスやヘビなどの危険がいっぱいなので なんとか元気でみな育ってほしい。
アシの茂みに隠れて もう出てきてほしくない。 今日 寒い中 十分に撮ったから(笑)




2013年5月25日



1か月後、ヒナがどう成長したか見に行った。
真っ黒だったヒナは、薄茶色の立派な幼鳥になっていた。




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バンは「田んぼの番人」という意味で、漢字では「番する鳥」の 「」 と書くそうだ。
また、バンの大きな鳴き声は、鳴き声とは云わず、「鷭の笑い」 というと。 変わった鳥だ。



   鷭鳴いて 船堀の舟 寝飽きたり     (林翔)   










カワセミ



2014年04月09日(水)



善福寺川・和田堀公園まで散歩した。
岸辺の コウホネの間の水脈を 桜花が流れていた。




芽吹きはじめた木々の下で、カワセミを見てるギャラリー

視線の先は 止まり枝の上の カワセミ。









2014年05月08日(木)



朝食後に カイツブリ親子の確認に和田堀に行った。


すっかり新緑の世界に変わっていた。
サワグルミ が池面に張り出して、花房が垂れ下がっていた。
コウホネも黄色い花を咲かせている。


        サワグルミ  奥の水面にはコウホネ                    コウホネと花菖蒲。





谷口さんの探鳥会にご一緒したKさんが居たので聞いたが、今年はカイツブリは居ない、とのことだった。
そのかわり、今、カワセミが子育て中で、幼鳥が出てくるのを楽しみに通っている、と。


しばらく待っていたら カワセミの両親が飛来した。
二羽が同時に巣穴から出ているのは、巣穴がすぐそば と巣立ちが近い、ということだろう。


上が母親

下が父親





これはカワセミのお母さん。
幼鳥の巣立ちが楽しみだ。
頑張って! お母さん。

               お母さん                 お母さんのアップ







2014年05月14日(水)


朝10時過ぎに、カワセミの巣立ち を確認に行った。


なんと、カメラマンの三脚が 20台近く立ち並んでいた
連写のシャッター音の中で 単発の手持ちで撮影(笑)

幼鳥が、せっせと小魚を捕っていた。

                   幼鳥                    幼鳥




カワセミのヒナは巣立っていた。
親子のカワセミ。

上が幼鳥。
下が母鳥。





見ていたら、母鳥が4回飛び込んで4匹の小魚を飲み込み、その後 飛び去った。

で、しばらくして幼鳥が小魚をくわえて止まり木にやってきた。
親から兄弟で餌を取り合って、逃げて来たのだろう。

 小魚を咥えた幼鳥


食べ終えて水面を飛び去る姿も、まだスピード感がなかった。






今朝はカワセミを撮るカメラの砲列に驚いた。

しかし、皆 ジェントルマン&ジェントルウーマンで、
スイマセン 私の三脚に貴方の三脚がぶつかってます” 、位の騒ぎだった。 


幼鳥がずらっと止まってるのが見たい。
明日、起き抜けの早朝に行ってみよう、と思った。





2014年05月15日(木) : 翌朝



朝 6時半。 小雨が降っているので カワセミの幼鳥見学は中止。 静かな和田堀池だろう!

8時頃 小雨が止んだので 和田堀へ。
カメラマンはいない。



昨日は蕾だった花菖蒲が 今朝は 一輪咲いていた。 
待っていたらお父さんがやって来た。 

                                





餌を咥えたカワセミのメスとやって来たオス



上がオス

下がメス


頭を震わして餌を飲み込む

上がオス

下がメス




今朝の和田堀は、三脚の列も無かったので、池の端を ぐるっとチェックして、一輪咲いた花菖蒲が入る位置 を撮影場所に選んだ。
手持ち撮影なので、カメラがカワセミの動きについていけない(涙)







バン カワセミの観察で、善福寺池と和田堀を行き来したが、「神明通り」ルートを使った。
「神明通り」は、善福寺池(東京女子大)〜和田堀(高千穂大)を結ぶ一本道で。測定結果 5.6キロ


これだと、善福寺川緑地入口に近い家からは、
和田堀は自転車で10分かからない。
善福寺池だと15分程。















シジュウカラ



2014年02月10日(月)


朝の9時。 日が射してきて メジロ、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリが来た。


シジュウカラは、いつも 小粒のヒマワリの種を食べにやって来る。

この日は餌箱が壊れたので、駅弁の空箱(笑)










2014年05月16日(金)

夕方5時前。
あんまり窓外が騒がしいのでチェックしたら、シジュウカラの幼鳥が10羽近く飛来していた。
とにかく 騒々しく 騒々しく 可愛い。

巣立ちして 直ぐかも知れない。

右上のお母さんに従って飛来。

羽をバタバタ震わせている。






鳴きながら身体を震わせて母鳥に餌をねだっている。
真ん中の母親は いつもヒマワリの種を食べにベランダに来るお馴染みさんだ。


目の下に 白い産毛が 残っている。







2014年05月17日(土)

朝9時。 窓の外では シジュウカラの幼鳥の鳴き声が 相変わらずうるさい。 



2014年05月19日(月)


夕方、巣立ちしたシジュウカラの幼鳥の一団が来た。
先日より バラけてる。



二羽がずっと残っていて、一羽はせわしく毛づくろいをしてた(右端)
相変わらず 目のところに 白い産毛が残っている。


            右端の幼鳥は毛づくろい中

           枝と較べると 小さい





2014年05月21日(水)


雨の朝9時半。 シジュウカラがベランダのヒマワリの種を食べに来た。
鳴きながら付いて来た幼鳥に 与えていた。


ガラス戸を開けると 逃げてしまう。

で、ガラス越しの雨のピンボケ写真。 





18時前の遅い時間に シジュウカラがやって来た。
親と二羽の幼鳥。


       ヒナは右端の2羽  羽をブルブル震わせている。





2014年05月25日(日)

朝 8地45分。
餌をねだるシジュウカラの幼鳥の鳴き声がしたので見たら、ベランダに置いたヒマワリの種を食べに来た両親の後について 一羽が居た。
独り立ちしていない最後の一羽か? 


2014年05月27日(火)



シジュウカラの幼鳥が 二羽連れだって来ていた。
小太り姿から様変わりしていた。
でも小さい。ちょこちょこと



色々と口にしていた。

草の茎を齧ってる。








カタバミの葉っぱと較べると サイズは小さい。

しかし、輪郭はしっかりしてきた。
若鳥だ。










ヒヨドリ



2014年01月25日(土)


朝10時。 40 〜50羽の ヒヨドリの大群が、ご近所の ピラカンサスに群れていた。

ピラカンサスを食べ尽くすまで居続けるようだ。
枝にテンコ盛りでいて、次々 ピラカンサスに舞い降りていく。


2014年01月27日(月)

真っ赤だったピラカンサスは、ヒヨドリたちに食べ尽くされ 緑一色!














2014年05月07日(水)



河津桜のサクランボが熟している。
ヒヨドリのペアがサクランボを啄みに来た。 








2014年05月25日(日)


朝 9時。
ピヨピヨと 大きく鳴きながら ヒヨドリの幼鳥が親の後を追ってやって来た。
やはり羽をブルブルふるわせて鳴いてた。




左上の姿が欠けてるのが親鳥。








2014年05月27日(火)


ピイピイ 大声でうるさい幼鳥が親の後を追っている。
見た目の姿は十分に成鳥。


見てたら 親がトカゲを捕えた。
幼鳥は羽を震わせて鳴いているが 親は無視。


            ヒヨドリの幼鳥


              ヒヨドリの親。 




トカゲを呑み込めず、咥えたまま去った。



この捕食には驚いた。








2014年05月28日(水)

今 窓外を、ピイピイ大きな鳴き声をあげながら ヒヨドリの幼鳥が親の後を追って行った。


この二羽はご近所中を飛び回っている。
親も こんな子を持って、大変なことだ。






   


2014年6月20日了

  宇田川 東