幼鳥たちの季節 思い出編 |
カイツブリ は ハトより小さく、ムクドリ大の水鳥で、善福寺川・和田堀で見かける。
潜水して餌を捕るので、ダイビングが趣味の私には親近感がある。
今年、和田堀に ひょっとして ヒナを育てていないか、と確認に行ったが カイツブリはおらず失望した。 (代わりにカワセミの幼鳥に会えたが...)
昨年 (2013年04月22日) は会えたが子育ては無かった。
2013年04月22日(月) :昨年: コウホネの茂みで休んでいるところを苦労して撮った。 今年は居ないのか、と思っていたので嬉しかった。 |
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以下が 初めて カイツブリのヒナに出会った記録
2011年4月30日(土)
近所の善福寺川公園を、下流の和田堀まで散歩した。
池で 3羽の小さな カイツブリのヒナ が泳ぎ出てきたので吃驚した!
ヒヨコ程で、縞模様の姿がなんとも可愛い。
イノシシの子供のウリボウに何となく似ている。
親に向かって懸命に泳ぐ 縞模様のヒナたち |
お母さんと合流 |
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餌をねだるヒナ 木の葉と較べると 小ささがわかる。 | 親子そろって散歩中 |
この親子の記憶は強烈だった。
写真をモデルに カイツブリ親子を 鳥絵塾で描いた。 木の葉の茂みの下の親子を! |
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疲れたらお母さんの背中に載って お休み。 お尻に二羽。 羽下に一羽。 |
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2012年08月10日(金) − 翌年 −
朝早く、善福寺川・和田堀池にカイツブリをチェックに行った。
枯葉を集めた浮巣には 4個のタマゴが確認できた。
今は2回目の抱卵だろう。
これからが 楽しみだ。 |
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2012年08月17日(金)
カイツブリの ヒナが孵った。
ヒナは三羽を確認した。
昨日はまだ4個の卵の最後の1個が残っていた、ということで 産まれたばかし らしい。
カイツブリのヒナ。 エサをねだっている様子。右は浮き巣。 |
ちっちゃい! 背中にも一羽 |
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二羽が顔を覗かせている。 |
両親の背中に (それぞれ2羽と 1羽を背中に) 首の付け根から頭が出ているカイツブリのヒナたち |
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カイツブリのお父さんは ヒナをお母さんに預け、コイにエサを与えてる人の近くに寄ってきた。
カルガモとコイには敵わないので コイやカルガモが入り込めない狭い隙間から、岸辺の人間の足元に接近してパンくずを取ろうとしていた。
コイより小さい | この後に内側に入り込んできた。 |
やっとパンくずをゲットして、急いでヒナたちの待つ浮き巣に戻るのだが、見ていると 途中から潜水した。
水面を急ぐより水中の方がスピードが出るのがわかった。
カイツブリが空を飛ぶのは、カモが急接近してきて驚いてバタバタ水上を逃げるのしか見たことない。
2012年08月19日()
今朝もカイツブリのお父さんは、岸辺で鯉に投げられるパンくずに寄ってきた。
でも ちっちゃなお父さんは、集まった鯉に翻弄され、うまくゲット出来ない。
朝日が水面に反映してる。 午前6時過ぎ。 |
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カイツブリは四羽孵ったが、 ヒナの一羽は鯉に飲み込まれ、その鯉も死んだ、と話してくれた方がいた。
この一家は 早朝散歩の人たちの アイドルになっている。
浮き巣に三羽がいて、エサを食べる光景を見ることが出来た。
2012年08月25日(土)
カイツブリのお父さんが死んだ。
朝、浮き巣の上で 親鳥の無残な姿を発見してショックを受けた。
それはお父さんだった。
早朝、コイに投げられるパンくずを取りに出かけ、岸辺に寄り過ぎて 野良猫に襲われたそうだ。 傷ついて浮き巣に辿り着き、その後 絶命したと。 一昨日のことらしい。 |
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お母さんと ヒナ達はどうなったか 池を捜した。
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池の反対側で 親子のカイツブリが泳いでいるのを発見したが、ヒナは一羽だけだった。
ヒナは元気で お母さんの後を必死で追っていた。
時折、潜水の練習もしていた。
お母さんとヒナ | カルガモが巨鳥のように見える。 |
ヒナは うりぼうのように縞模様で目が大きく、とても可愛い。
すくすくと育って欲しい。 |
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翌年は冒頭の写真のカイツブリだけだった。
今年は カイツブリは居ない。
でも、何れ戻って来るだろう。
その時を楽しみにしている。
2014年6月20日了 |
宇田川 東 |