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FILE-033[2000.2.14] 『“お返し”の論理』

バレンタインデーである。
「チョコレート欲しい? そう言えば、最近あげてないよなぁ。もういらんやんね?」
朝、嫁さんがこんなことを言った。もともとイヴェント物には冷めている人である。

イヴェント物にあんまり冷めてない僕は少しカチンと来て、
「おお、別にいらんよ。どうせお前はそういう冷たい人間やしな!」
とイヤミを言って差し上げた。まるで子供だが、やっぱり男としては嫁さんからでも欲しい。
すると当然、嫁さんの反撃が返ってきた。

「何よぉ! 自分かって最近私には“お返し”くれへんやんかー!」
「アホか、お前は! “お返し”っちゅうのは文字どおり貰ったあとに返すもんじゃ! くれへんクセに何を返すねんっ!」

激しく言い返しつつ、僕は不覚にも嫁さんのその物言いに爆笑してしまった。
「ウケた? なあ、なあ、オモシロかった?」
嬉しそうに言う嫁さんを見て、やっぱり関西人やなあ、と思った朝の一コマであった。

補足:嫁さんの名誉のために付け加え。夜はチョコレートの代わりにケーキを買ってきてくれました。



《教訓》 笑ったら負け。

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