2013年07月20日

参議院選挙（社会）

　前回の参議院選挙のときに書いた内容を見るに、およそ今と考えが変わっていないのは進歩がないのかもしれないし主張がぶれていないのかもしれない。とはいえ困るのは知らずに書いてしまうと以前書いたとまるで同じことを繰り返すことだがそれはそれとして。
　すでに期日前投票に行ってはきたのだが、なにしろこの界隈は人口が多く無党派層が多いという情けない選挙区なので有象無象がわきやすい。とはいえ政治とは結果ではなく過程であり、民主主義とは自分が支持しない結果を受け入れる制度であると考える身としては阿呆の主張に耳を傾けないわけにはいかないのでとりあえず政策から党の方針を覗いてみることにする。

　たとえば現与党はといえば「自由経済と文民統制」党らしく、経済と防衛を唱えているが新自由主義が嫌いな人は受け入れがたいだろうとは思う。あるいは日本が防衛力を放棄してくれると都合がいいと考える人、もとい平和主義者であればもちろん反対するしかないだろう。
　ではこれが「緑の風を吹かせる」と言われると文明否定論者だろうかと思わなくもないが、がんばって解釈してみると「新緑の風になぞらえて改革を唱える」党でどうやら新進やさきがけと同じ意味らしい。にもかかわらず彼らの主張に改革が見当たらない理由となればさっぱりわからないが、党名や方針なんて単なる建て前じゃないかと言われればその通りではある。

　とはいえ朝令暮改で発言と火消しを繰り返す党や、大衆迎合するばかりで自分の主張がない党はこんな阿呆と比べることさえもできない。賢いから正しいとは限らず、阿呆だから純粋とも限らないならば投票とはたとえ全員が阿呆であっても「自分はこいつを選んだ」と主張できる一人を選ぶ行為なのでその判断をさせない輩にはコウモリ野郎の称号を与えれば充分だろう。
　だがしょせんは衆院選ではなく参院選である。あらためて政党や政治家の立場で参院選に立候補する人はどんな連中だろうかと考えてみると

1.地元のたたきあげ〜国政に挑戦する新人
2.衆院で負けて参院に鞍替えした負け犬（ルーサー）
3.党議席を稼ぎたいので批判承知で話題が先行する人
4.選挙期間中に演説する機会を得るための道具

　本来は1だけで充分だがそれでは圧倒的に人が足りない。であれば「参院ごときで政治が滞ると困る」と考える連中は毒を承知で3を擁立せざるを得ないわけで、結果として芸能人やスポーツ選手や黒い社長が擁立されるという次第である。私見だがこれを改善するならば

・参議院自体をなくすor今の半分以下に議席を減らす
・衆院に立候補した人は参院へ立候補する資格をなくす（逆はOK）
・比例代表で党に対するマイナス票を認める

　あたりだろうかと思いつつ、自分としては参議院なんぞつぶしてイギリスの貴族院にでも代えればよほどマシじゃんとは思うのだ。とりあえず地元のたたきあげで国政に調整する新人に投票はしました、という話。
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