2014年12月14日
国際環境破壊活動保護団体(社会)
各ニュースサイトより、ペルーで開催されていたCOP20に合わせて入国したとある有名な環境保護団体が、かのナスカの地上絵に侵入してデモを行うという宣伝活動を行ったということである。有名なハチドリの地上絵の脇に布で描いた文字を地面に並べて撮影したが、ドタ靴の跡で遺跡のほうぼうが荒らされてしまっている。もちろん現地は立ち入り禁止の場所だから、激怒したペルー政府は彼らの出国を禁止して告訴する方針でいるらしい。この破廉恥な行為で批判の矢にさらされた団体からのコメントが、
「道徳的な誤りを深く後悔している」
文化財を破壊したのは道徳的な誤りではなく、れっきとした犯罪行為なのだがそこは後悔も反省もする気はないようだ。犯罪なんて承知の上だったから宣伝ができて大成功、こう考える連中を指して世ではテロリストと呼んでいる。
さて基本的にテロリストが何のために活動をしているかといえば、それはもちろん主義主張のためではない。派手にアピールをすることで支援者からカネをもらうのが目的である。つまり国際的世界的に名前が売れれば結果としてOKなわけだから、たくさん人をころしたとか有名な史跡を破壊したほうが彼らの実力をアピールすることになる。いわゆるハクがつくというやつである。
今回の件であればオレたちは国から訴えられるくらい凄いことを平気でやる鉄砲玉を抱えているんだぜ!と世間に知らしめることでクライアンから仕事とお金をたんまりもらうことができるという寸法だ。
鉄砲玉はいいことをした満足に浸ることができるし団体はいい宣伝ができて営業に精を出すことができる。まさにウィンウィンというわけで、新自由主義はカネのために人間を勝者と敗者に分けてしまうが環境保護活動はカネをもらって人間を勝者と勝者にすることができるのだ。
という実になさけない事件ではあるが誰でもわかる団体の名前をここに出さないのはわずかでも彼らの宣伝に寄与したくはないからで、実際に描かれた文字の内容をここに書かないのは描いた連中も含めて誰もそんなものを気にしてはいないからである。
犯罪者が着ているTシャツに何が描かれていたかなんて気にする人はいないものね?
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