絵 ぬめり獣

形態:怪物
反応:攻撃的
知能:低
遭遇:地下迷宮、廃墟、沼
出現:単独



 忘れかけた伝承の中でのみ聞く事ができるような迷宮の奥底に潜む危険の中でも、ぬめり獣のそれは最大のものである。名前に相応しい臭気ふんぷんたるぬめりの池に4メートルを超える鈍重な巨体を横たえており、生涯をそこで過ごすこの怪物の外見は緑と茶色のまだらになった分厚い皮膚がひだ状になっており、全身を細く固いトゲに覆われている。
 ぬめり獣は不用意に近づいた獲物に対して毒々しいピンク色をした長い舌を伸ばして絡めとり、ぬめりの池に引きずり込もうとする!強い酸のぬめりは消化液の役割を助けており、犠牲者は速やかに分解されてしまう。

 ぬめり獣の分厚く、しかもぬめりに守られた皮膚は剣でも槍でもはじきかえしてしまい、これを倒すには丈夫で強靭な舌を切り落とすか、或いは頭部にある目を深々と突き通して脳を貫くしかない。だがぬめり獣の頭部は弱点である目を隠すために幾つもの吹き出物状の偽の目によって覆われており、これを見極めて攻撃する必要がある。失敗すれば舌に捕まり抵抗も出来ぬままに池に沈められる。


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