絵 吸血オーク

形態:人間型
反応:攻撃的
知能:きわめて低
遭遇:荒野、廃墟、洞窟
出現:単独



 痩せこけて異様に目の飛び出した外見をしている吸血オークは、本来はふつうのオークであったものが恐ろしい病気にかかった結果であると言われている。
 外見はふつうのオークと等しいが、もともととぼしい知性は失われており、あたり構わずよだれを垂れ流しながら他の生き物を襲い、血を吸って骨までしゃぶりつくそうとする欲求に常に支配されている。生き物と見れば問答無用で襲いかかり、短い牙をむきだして咬みつくがふつうのオークよりも体格で劣るために遥かに弱々しい。

 だが吸血オークに傷を負わされた場合事態は深刻で、しばらくすると被害者には同様の吸血の欲求が芽生えるようになり近くにいる生物に − 恐らくはいま倒したばかりの吸血オークの死体に − 真っ先にしゃぶりつこうとする。やがて外見が変化し、吸血の怪物と化す。


他の項目を見る