絵 セントール

形態:人間型
反応:中立
知能:中
遭遇:平原、荒野
出現:単独から集団



 半人半馬のセントールは草原や荒野を中心にして生活し、遊牧民のような暮らしを送っている。馬の身体と足を持っているが、腰から上にふつうの人間が生えているように見え、特異な体型は彼らがもともと草原に棲んでいた妖精族の名残であるとされている。
 セントールは狩猟民族であり、弓や槍を器用に使いこなして狩りをおこなう。人間に敵対的な種族ではないが、あえて友好的になることもまたない−セントールは自分たちの身体の半分が鈍重な人間のものであるという事を恥じており、彼らの伝承によればかつて偉大なる雄馬神の怒りにふれ、祟りをうけたものと思っているからだ−

 彼らはこの祟りから解放されたいと願う物語や勇壮な歌を聞くことをいたく好む。だがその勇敢さを認めた相手であればたとえ人間であっても、対等につきあい更に尊敬するに足る者であれば背に乗せることも厭わない。セントールが背を預けることはそれ以上はない敬愛の証であるとされる。


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