絵 大ムカデ

形態:動物型
反応:非友好的
知能:低
遭遇:洞窟、森林、密林、廃墟、地下迷宮、市街(下水道)
出現:単独から少数



 無数の節と足と持つムカデは、湿めり気の多い洞窟やときには下水道の暗がりにまで棲息する生き物であるが、大ムカデは遥かに大きく体長が数メートルにもたっする。全身を固い頑丈な皮膜の鎧で覆い、短い足を器用に動かしてどこへでも移動することができる。

 見かけ以上に俊敏に動き、死体や腐敗した獲物を常食としているが生きた餌もつかまえて食べる。目はほとんど見えず、音や振動を敏感に察知すると顎ではさむように咬みつく。
 大ムカデは単純な生き物であり、獲物を捕まえてから食べられるかどうかを見極めるが、強靭な顎にはさまれれば無事では済まないだけでなく、毒によって更に深い傷を負うことになる。獲物をしとめると細かくちぎって食べる。主に森林や洞窟、山岳で細い岩の隙間に潜んでいるが、本来は夜行性である為に明かりを近づけるだけで逃げていくことも多い。しぶとい生物で、節だらけの身体を引きちぎっても頭の側は生きていることもある。


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