箱罠鬼
形態:妖精
反応:非友好的から攻撃的
知能:中
遭遇:地下迷宮、市街、廃墟
出現:単独
迷宮に置かれている箱には不用心な冒険者を陥れる数々の罠が用意されている。機械仕掛けで打ち出される毒針や僅かな餌とともに押し込められた毒蛇など枚挙に暇がないが、中でももっとも風変わりなのがこの箱罠鬼であろう。
箱罠鬼はグレムリンの親戚にあたる生き物で、小柄な人間型の外見も酷似しているが体格に比して両腕がかなり長く、鉤爪の生えた手は強靭である。この生き物の習性として小さな箱や穴を住処にして中でうずくまり、獲物が近づいてくるのを待ちかまえている。蓋があげられるや箱罠鬼は目の前の獲物に飛びかかり、つかみかかると鉤爪で引き裂くのだ。
箱罠鬼は本来雑食で、獲物が訪れないときは箱の中に入れてある草葉や苔を食んで飢えをしのぐ。獲物を襲うのはごちそうとして以上に宝物を奪うためであり、ねぐらの箱には過去の犠牲者の遺物が収められていることがある。
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