絵 龍獅子

形態:幻獣
反応:非友好的から攻撃的
知能:中
遭遇:丘陵、洞窟、廃墟
出現:単独



 伝承によれば原初の龍の神と偉大な獅子の王との間に生まれた子の末裔であるとされる龍獅子は、賢人の間ではおそるべき魔法実験の産物であるとされている。体長が5メートルにもたっする巨大な獅子の身体に龍の翼と目と牙をもつ怪物で、忘れられた山岳の洞窟や古代の遺跡の奥深くに単独で棲んでいる。膨大な宝物や遺物を溜め込んでおり、その番をすることに生涯を費やす。
 背に翼を持つが空を飛ぶことはできず、龍のように炎の鼻息を吐くこともできないために、いざ戦いとなれば鉤爪と牙で襲いかかるが大柄で力が強く、恐るべき相手となる。

 龍獅子は縄張り意識が強い上に尊大で誇り高く、常に相手を見下しながら余裕のある態度で接する。この怪物は交渉ができる程度の知能を備えており、ふだんは下等な人間を見下しているが危険となれば溜め込んでいる宝物を分け与えることで見逃してもらおうとする。中には値のつけようもないほどの品も存在する。


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