絵 火の精霊

形態:妖異
反応:攻撃的
知能:中
遭遇:精霊界、火山の中
出現:単独



 精霊は世界と現象とをつかさどる純粋なエネルギー体である。よく知られているのは地水火風の四大元素の精霊で異界から現界に影響を及ぼし、例えば火霊であれば現界に火をもたらすことができる。

 精霊は特に強大な、あるいは愚かな魔術師に召喚されて現界に現れることがあり、火霊はその中でもっともありふれており、制御も容易であるとされる。ふつうは人型あるいは獣型の炎のかたまりの姿をしているが、水をかけた程度でこの炎を消してしまうことはできない−瞬く間に蒸発してしまう−。
 精霊を傷つけるには銀か魔法の武器が必要だが、燃えさかる火霊を数回も切りつければ武器の方が高熱で壊れてしまう。だが、制御されている火霊であればそれを解除するための合言葉が存在し、たちまちの内に炎が消え去ると魂は精霊界へと帰っていく。


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