絵 ガーゴイル

形態:妖異
反応:反応無(後述)
知能:低
遭遇:廃墟、地下迷宮
出現:単独から少数



 魔界の尖兵的な存在であるガーゴイルは、人知れず遺跡や迷宮に配置されており愚かな人間が近づくのを待ち構えている。外見は石像そのものであり、翼の生えた魔人を印象づける姿をして台座に置かれていることもあれば寺院の屋根や通路の壁面に据え付けられていることもある。
 動かぬ彫像と間違えて不用意に近づいた人間に襲いかかり、ぎくしゃくとした動きで殴りつけ、つかみかかり深々と咬みつく。翼はあるがたいていは空を飛ぶことはできないものが多い。

 石でできたガーゴイルにふつうの刃物では効果が薄く、むしろ槌矛などの叩きつぶす武器であればこなごなに粉砕することができる。仕留めた獲物の魂は異界にいる主人に送り届けられ、怪物自身は再びもとの場所に戻ると動かぬ彫像と化す。


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