絵 銀の月見花

形態:植物
反応:反応無
知能:無
遭遇:平原、森林
出現:単独から少数



 地域によっては月の光花とも呼ばれている銀の月見花は、その棲息域である温暖な平原地帯に住んでいる原住民からは月を追いかける夜の向日葵であると言われている。
 実際は極めて特異なキノコの類に属するとされ、外見は黒ずんだ葉も枝もない幹が垂直に立っていて、幾本にも分かれた根が支えており頂上には広がった盆のような笠を被っている。高さは最大で数メートルにも達し、月夜に飛ばす胞子が輝く様が銀の月見花と呼ばれている。

 このめずらしい植物が珍重される最大の理由は、その笠の上に並べられた丸い珠の存在による。珠は満月と新月の夜にもっとも輝き、取り出すとほんものの銀の粒となる!このせいで銀の月見花を探す冒険家は跡を絶たないが、珍しいこの植物を見つけた者はほとんどいない。


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