羊の木
形態:植物
反応:反応無
知能:無
遭遇:山岳、森林
出現:単独から少数
やや寒冷な高山地帯に生える極めて珍しい植物である羊の木は、ふつうは垂直に立った幹の上にメロンに似た大きな実がついている不恰好な木の姿をしており、高さは数メートル程度にたっする。実が大きくなり殻が割れると、隙間から長く白い羊毛のような毛が現れることから羊の木と呼ばれている。
羊の木からとれる毛は火も熱も通さないと言われており、この毛によって折られた衣類は防寒に優れるばかりか、火をあびても燃えることがない布として珍重されている。
古い羊の木は更に成長すると本当の羊の姿になるといわれているが、この植物自体が稀少であり、古い賢人の記録を除けばそれを目にしたものも知られていない。羊の木は地域や記述によってバロメッツやタルタロス、あるいはスキタイの羊とかタタールの羊と言った呼び名があるが全て同じものである。
>他の項目を見る