絵 ラムトン竜

形態:幻獣
反応:攻撃的
知能:低
遭遇:沼地、河川
出現:単独



 ラムトン竜はワームの一種にあたる竜の眷属であり、古いラムトンの王国に伝わる伝承で知られる怪物である。巨大なぬめりのしたたる巨大な沼蛇めいた外見と、大きな口の周りを囲む左右九つずつの穴によって容易に見分けることができる。
 極めて稀な種族であり、沼地や河川などの水辺に棲んで不用意な獲物に襲い掛かり、長い胴体で絞め殺した後で水中に引きずり込んで食べる。

 だがラムトン竜の最も恐ろしいのは九つの穴から絶えず吹き出されている伝染性の病原菌であり、この怪物に近づくものはあらかじめ充分な菌への対策を行っていない限り熱病にかかり、数日間の潜伏の後に発病して速やかな死に至る。特別に調合された薬草を煎じた薬を飲んでおき、病原菌を受けたあとで連れてきていた犬に最初に感染させれば、犬は死ぬが菌はそれ以上に広がることはないとされる。


他の項目を見る