絵 大ハエ地獄

形態:植物
反応:非友好的
知能:高
遭遇:森林
出現:単独



 高温で多湿、人の立ち入らない忘れられた密林の奥地では原種よりも遥かに巨大なおそるべき生き物が数多く存在する。大ハエ地獄もそのひとつであり、外見は蔦が絡まりあった太い幹のてっぺんから何本ものつるが垂れ下がっている先に標準的なハエ地獄に似た顎がついている。だがその大きさは幹の高さが7メートルにも達し、顎の大きさも1から2メートルもある。

大ハエ地獄は茂みの下生えにひらいた顎と敏感な巻きひげを潜ませており、人間程度かそれより小さな生き物がこの巻きひげに触れると、顎はがっちりととじて獲物を捕らえてしまう。獲物は顎で咬みつぶされながら強力な消火液ですみやかに養分にされてしまう。幹や顎の外側は頑丈だが、捕らえられた獲物が短剣などで内側から傷つければ逃げることができるかもしれない。捕らえられた獲物を救おうとするものは、誤って犠牲者を傷つけてしまう可能性や、他の顎に襲われることも注意しなければならない!下生えの中には過去の犠牲者の遺物が散らばっており、中には高価なものがあっても不思議はない。


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