絵 ミイラ男

形態:不死
反応:攻撃的
知能:低
遭遇:廃墟、地下迷宮
出現:単独



 カビ臭い納骨所や古代の墓におさめられた死骸の中には、不死の存在に強く執着し肉体を維持するための様々な措置をほどこされたものが存在する。ミイラ男は内臓を抜き取り、塩と香料を入れて口には米を含ませて縫い止めてから、乾燥させた身体が崩れないように全身を包帯に覆われている。通常は古代のとくべつに高貴な人物か、その番人として地下に安置されている。

 ミイラ男は闇の中でも獲物の生気を正確に感じとり、墓場への侵入者を見つけだすと握りしめた拳で殴りかかってくる。全身を布で固めているために動きは鈍重だが力が強く、またふつうの武器によってミイラ男を倒すのは不可能に近い。倒されてもしばらくすると生き返って立ち上がり、自分を倒したものの後を追って復讐を試みるのだ。だが松明の炎は怪物の乾燥した身体に有効で、数瞬の内に燃え盛る巨大な松明と化してしまいあとには灰の山しか残らない。


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