絵 ミュー

形態:人間型
反応:攻撃的
知能:高
遭遇:海洋、廃墟
出現:単独から数人



 比較的温暖な南方の地方にある海岸線、既に滅びて久しい古代遺跡の周辺にはミューと呼ばれる稀少な種族が棲んでいる。人型をしたサンゴのような姿に真珠の瞳を持つこの生き物の起源は分かっておらず、知能が高く独自の言語と文化を持ち、ふだんは海中に独自の都市をつくって暮らしている。
 ミューは海中と地上の両方で生存が可能だが、生きていくために必要な養分を海水から取っているためにあまり遠く離れることはできない。

 ミューの文化はきわめて排他的で、異種族を下等な存在であるとして無条件に嫌っており、出会えば攻撃するのに躊躇しない。華奢に見える皮膚は意外に頑丈で、ぎくしゃくと昆虫めいているが軽快な動きで剣や槍を振り回してくる。また、高位のミューの中には魔法や催眠術を使う者もおり、意思の弱い者であればこれを自在に支配してしまうことができる。だが強い酸には弱く、触れただけで皮膚を溶かされてしまう。


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