絵 大食らい

形態:人間型
反応:きわめて攻撃的
知能:低
遭遇:森林、荒野、洞窟
出現:単独



 正式な名称はおかれず、オーガの変異体であるといわれている大食らいは、体格や外見は親戚に似ているが大柄な全身は長い剛毛におおわれており、夜目のきく暗闇に光る目と口には鋭い牙をもっている。
 大食らいは無秩序なオーガよりも更に無秩序で粗野な種族であり、文明化もされておらず、混沌の軍勢に兵士として加わっていることすらありえない。ありふれた種族ではないが、たいていは暗い洞窟や深い森の中を徘徊して、本能と衝動のままに目についたものを叩きつぶしたり食べあさることにのみ生涯を費やす。

 縄張り意識は存在せず、ねぐらにも食べかすや汚物以外には何もなく、頻繁に餌場を変えながら移動している。武器も道具も扱わず、戦いとなれば怪力と鉤爪のある拳で襲いかかる。本能的に強い光や火を嫌うが、例えば燃える松明をつきつけても怯みはするが、様子をうかがう前に何もかも忘れたように襲いかかってくる!


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