絵 大フクロウ

形態:鳥類
反応:中立
知能:低
遭遇:森林、山岳、丘陵、平原、廃墟
出現:単独



 大フクロウはふつう人間の立ち入らないような森林の奥深くか高い山岳の峰にごく稀に生息しているか、王侯や貴族が狩猟用に飼い慣らしているのを見ることができる。
 翼の差し渡しが人間二人が腕を広げた程にもなるこの大型の鳥類は普通のフクロウと同じように夜行性であり、暗闇に獲物を狩る為に驚くほど広い縄張りを移動してまわる。たいていは鹿や山羊を捕まえると、軽々と持ち上げて餌にしてしまうが反撃される人間にはあまり関わろうとしない。

 特に高い大木の梢や、打ち捨てられた塔の上などに巣を作っている。卵や雛は特別に良い値で売れるが、警戒心の強い親鳥の目を盗むことは容易ではない。怒り狂った親鳥は獲物の遥か頭上から急降下して鉤爪で襲いかかり、兜でも鎧もずたずたに引き裂いてしまう。


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