絵 魔奴隷

形態:妖異
反応:攻撃的
知能:中
遭遇:魔界、廃墟、地下迷宮
出現:単独から数体



 奈落の底にある不浄な城の中では、邪悪な魔人たちが大勢の低級な存在を仕えさせている。人間のとれたての魂を用いて作られるこうした存在は魔奴隷と呼ばれている。魔奴隷の外見は人間じみた姿に漆黒の、修道僧のような長衣をまとっており、骨と皮だけの身体には目だけが赤く光り鉤爪のある腕を持っている。
 主人には絶対服従し、衛兵や兵隊として魔界の軍勢に加わることもれば召使いとして身の回りの世話をしたり、まだ生きていて苦痛の呻き声を上げる食事の用意や目の前で生け贄を切り刻む余興を見せたりもする。ときには余興が不足していれば自分から生け贄となることもある!

 魔奴隷は戦いにおいては怪力で獲物につかみかかると、絞め殺してしまうが邪悪な魂と肉体を結ぶ絆は弱く、続けて攻撃を受けると身体を動かしている魔法が解けて崩れてしまい、腐りかけた骨の山にもどる。


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