絵 スリック

形態:人間型
反応:攻撃的
知能:低
遭遇:沼地、洞窟、河川
出現:数体から集団



 湿地や沼地に棲んでいる人間型の種族は実際には意外な程の多岐に及んでいるが、その殆どはあまり知られていない事が多い。スリックもその一つであり、近縁にあたるカエル男と混同される事が多いがはっきりと別の種族であり人間の半分程の背丈にカエルかイモリに似た頭部を前身をまだら状のぬめりのある皮膚におおわれている。常に皮膚を湿らせておく必要がある為に、棲み家からあまりに遠くへと離れることはない。

 スリックは少数の部族単位で暮らし、相応の知性は持っているが常に不機嫌な連中であり余所者は無論のこと他のスリックに対しても非友好的な態度を示す。部族同士で争っていることも少なくなく、疲弊した所を他の種族に襲われ、数を減らしている。スリックの族長は部族内の争いには興味を持たず、安物の宝石で身体を飾りたてて練り歩いている。


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