絵 クモ男

形態:妖異
反応:きわめて攻撃的
知能:中
遭遇:洞窟、廃墟、地下迷宮
出現:単独



 邪悪で気まぐれな魔人を信奉するものたちは、仰々しい生贄の儀式を行ったり、あるいはより積極的に村落を襲撃して取れたての新鮮な魂を獲得しようとする。中でも恐るべき蜘蛛魔人に使えるものの中には敬愛する主人のため、より多くの魂を集めるために強力な蜘蛛の力が欲しいと願うものが存在したとされている。
 残忍な慈悲の心を持つ魔人は人間が蜘蛛の身体を持つことの苦痛を知らせるために、彼らに恐るべき呪いをかけたのである。クモ男は彼らの主人と同様、蜘蛛の身体に人間の頭を持っているが、蜘蛛魔人は人間大の頭部に合わせて巨大な蜘蛛の身体を持っているのに対し、クモ男は蜘蛛の身体に合わせて人間の頭部がちぢんでしまったのだ!

 黒い短い剛毛に包まれた、足元をかさこそと歩く信徒の姿を見た魔人は彼らに強力な毒の牙のみを与えた。クモ男は常に不機嫌であり、小さな脳に合わせて知性は低く、生あるものを全て恨んでいる。目についた生き物に無条件でとびかかると、毒の牙を突きたてる。クモ男の毒はきわめて強力で、咬まれた者は苦痛ののちに速やかな死を迎える。


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