絵 大オーク

形態:人間型
反応:攻撃的
知能:中
遭遇:平原、荒野、廃墟
出現:単独から集団



 大オークは別名をウークまたはウルクとも呼ばれる、混沌に支配されたオークの変異種であり、外見はオークに似ているが肌と血は褐色から黒い色をしており、人間とほとんど等しい体格を持っている。伝承によれば魔法大戦の折りに作り出された種族であり、無秩序なオークに邪悪な儀式を施すことによって生み出された混沌の存在であるとされている。たいていは邪悪の軍勢に加わっており、武装して街や城を襲撃している。

 オークの一団を率いていることもあれば、大オークだけの部隊を編成している事もある。頑丈で疲れを知らない優秀な兵士であり、休息も睡眠もとらず大陸すら横断する大オークの進軍は「ウルクの行進」と呼ばれて疲れを知らない者の代名詞にさえなっている。
 知能は決して高いとは言えないが、オークに比べれば格段にすぐれており、だが生来の性格のためか戦う以外のことにはあまり向いていない。普通は戦場以外で大オークに遭遇することはまずありえないが、落ちぶれてオークの集落に用心棒として雇われていることもある。このような大オークはおだてられて、戦いでは常に先頭に駈り出される。


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