絵 鬼火

形態:妖異
反応:中立
知能:中
遭遇:廃墟、沼地、森林、丘陵
出現:単独から少数



 薄明るく光る火の玉のような姿で、霧深い沼地や湿地帯に出没する鬼火は、長いあいだその地で命を落としたものの魂がさまよっているのだと考えられていた。だが実際には鬼火はそういった犠牲者の魂を吸いとることで生きている存在であり、不用心な人間を誘い込もうと画策している。
 足元すらおぼつかない霧や暗闇の中で、鬼火は目星をつけた獲物の前に現れるとまるで先導するかのように目の前を漂う。明かりに惹かれて鬼火の後についていった者はやがて霧中に光る宝石や財宝の姿を見つけるが、その頃には深い底なし沼や断崖に足を踏み入れていることになる!犠牲者の精気を吸い取った鬼火は、残った財宝を溜め込んで次の獲物を待つのに利用するのだ。

 鬼火は純粋なエネルギーのかたまりであって、根気よく武器で殴りつければ破壊することが可能であり、放電した後に消滅してしまう。


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