B−ウイング(データイースト)
(c)DATA EAST
発売:データイースト(1984) 機種:アーケード ジャンル:シューティング
評価:★★★★☆
今は亡きDECOの名作、と言い切るには抵抗感がありますがものすごい印象の強さと独特の魅力を持つシューティングゲームです。様々なウイングを装備して、各面の最後にいる要塞のコアを破壊すれば面クリアとなり全45面を攻略していくことになりますが、場所によって登場するウイングが決まっている上に一度外したり被弾すれば再装備ができず、迂闊にウイングを落としてしまうとほぼクリアできなくなることも珍しくはありません(一応撃破された後で、そのウイングが装備できる場所までは戻されます)。ウイングを外した状態であれば低空飛行をすることによって一定時間無敵になったり、ウイングの連続解除をすることによるスコア稼ぎができたりもします。
各ウイングは後方攻撃が可能なA−WING(アンチ)、前方に強力な弾を撃つC−WING(キャノン)、地上攻撃が可能なG−WING(グランド)、障害物を飛び越えて着弾するJ−WING(ジャンプ)、砲台が回って多方向攻撃を行うM−WING(マルチプル)、左右攻撃が可能となるS−WING(サイド)、自機の前面と左右を囲うような短距離バリア弾を発射するV−WING(バリア)、前面に広範囲に広がる弾を発射するW−WING(ワイド)の8種類。一部のステージ開始前か、敵輸送機を破壊するとウイングを手に入れることができますが、これが外れた状態では単発ショットしか撃てないのでかなり辛いです。
スクロールや自機の動きなど、スピード感はかなり遅く爽快感に欠ける上に、画面を埋め尽くす壁を破壊するためにV−WING連射で突進といったシーンも多く、かなりタフな連射と精密な操作が必要なゲームになっていますが、ゲーム画面よりも大きなボスが当然のように登場する、そのインパクトと緻密な動きを駆使してそれを沈めたときの楽しさが忘れられない作品。ただ自分ではクリアどころか序盤すら・・・。
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