クレオパトラの魔宝(DOG)

cleopatra cleopatra
(c)DOG/System Sacom

発売:DOG(1987) 機種:ファミコンディスクシステム ジャンル:アドベンチャー
評価:★★☆☆☆
 オシマイファンタジーで有名なかのスクウェアァですが、DOGというディスクシステムのゲームを共同開発する組織を立ち上げていくつかの微妙な作品を出している時期がありました。実際にはDOGには当時、スクエホァよりもかなり有名なメーカーも多く参入しており、このゲームも実際の開発はかの「メルヘンヴェール」で有名なシステムサコムによるものです。
 内容はロールプレイング風の戦闘シーンがついたアドベンチャーゲームとなっていて、悪霊の封印を解いてしまった考古学者の父を助けるためにイシス女神の化身であるクレオパトラを蘇らせようとする少年のお話になります。この時期のゲームにストーリーやエジプトの歴史考証を求めるのは酷というものですが、むしろ個人的には馴染みの薄い世界を舞台にした、冒険心を刺激する良い設定だとすら思います。

 基本はコマンド選択式ですが、コマンドを入力するごとにランダムエンカウントで戦闘が起こるという着想が面白いながらストレスのたまるシステムになっています。ディスクシステムの容量を活かして、画面は実にきれいですし当時めずらしいアニメーションまでありますが、ひたすらレベル稼ぎが必要というこの手のゲームには悪しき風潮もそのまま。正直なところあまりのレベル上げのかったるさに投げ出す人も多いのではないでしょうか。
 と、ここまで書くとあまり良いゲームには見えませんし実際に良いゲームかというと厳しいのですが、当時エジプト風冒険ものという舞台をここまで作ってくれたゲームはマジカルズゥの黄金の墓以来であり、その意味ではけっこう好奇心を刺激されたゲームでした。ナーガの存在をはじめて見た作品でもあります。
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