モンスターワールドIV(セガ)

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(c)SEGA

発売:セガ(1994) 機種:メガドライブ ジャンル:アクション
評価:★★★★★
 今でもメガドライブ最高傑作のひとつに数えられる、どころか横視点のアクションRPGでは古今東西の最高傑作のひとつに数えられる名作ゲームです。モンスターワールドで戦士になるべく旅に出る、少女アーシャと不思議な生き物ペペログゥのお話です。

 アラビア風?の世界観に刀をぶんぶん振り回すアーシャを操って、封じられた四つの精霊を解放させるべく魔人と戦います。飛んだりはねたりロープをつたうアクションはもちろん、このゲーム特有のペペログゥアクションが実に多彩で、ぶらさがって飛んだり二段ジャンプをするアクション以外にも火を吹き消したり凍らせてブロックにしたり、穴につめたりと健気な活躍ぶりがたまりません。
 ペペログゥに負けずアーシャの動きも実に多彩で、おきまりのジャンプや移動床での移動はもちろん、水路を流されたりピンボールのようにはじかれたり、魔法のじゅうたんで空を飛んだりとソニックばりのアクション。敵味方を含めたキャラクターアニメーションも実に凝ったつくりになっており、しばった髪をなびかせて走るアーシャが爆弾をしかけるときに頭を抱えて逃げる仕草や、宝箱を開けるときにおしりをふる動き、氷の床でバランスを取ってすべる様子までよくもまあこれだけ描いたものだと感心します。そして何より、そうした動きがゲームとしてのアクションの多彩さを示しているのでとにかく飽きがこないつくりは驚愕ものでしょう。すごく雑なランプの精のお茶目さも秀逸。

 ゲームとしての難易度はわりと低めで、最初の塔をクリアすることができればあとはそれほど難しいところはないかと思います。ハーピー風ボスとの再戦では足場がないので火をジャンプして避けると同時に切り込むこと、魔法のじゅうたんステージで現れる三連雑魚はジャンプして上に誘うことと下突きは危険なのでなるべく使わないこと。天空城で三本下がっているロープ飛びでは一番上から飛ぶと最後のロープにかえって届きにくいこと、あたりがアクションで気をつけるところでしょうか。めんどうがらず、危なくなっても回復の薬はなるべく使わずにランプの精を呼び出したほうがゲームオーバーを避けやすいかと思います。

 戦士となるべく旅立つアーシャと、彼女が出会った青いペペログゥの物語。王都にあふれる黄色いペペログゥたちとしのびよる魔人の影に不安をつのらせていく町の人たち。喜怒哀楽にあふれるアーシャとペペログゥに引きつけられること請け合いの、アクションゲームとしても抜群に楽しい珠玉の作品です。
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