シャイニング・フォース 神々の遺産(セガ)

shiningforce
(c)SEGA

発売:セガ(1992) 機種:メガドライブ ジャンル:ロールプレイング
評価:★★★★☆
 メガドライブの名作シリーズとなる、シャイニング・フォースの第一作です。記憶をなくしたままガーディアナ王国で助けられた主人公はそこで剣の腕を磨きますが、あるとき、東の大国ルーンファウストの侵攻を受けて国は陥落します。生き残った者たちは光の軍勢シャイニング・フォースとして、ルーンファウストが企てている神々の遺産、災厄の復活を阻むべく進軍します。

 システムはシミュレーションロールプレイングゲームやタクティカルロールプレイングゲームと呼ばれる、フィールド上で複数のユニットを動かして敵軍の撃破を狙うというもの。剣と魔法のファンタジー世界をベースにして、人間以外にもエルフやドワーフ、ケンタウロスや鳥人にウルフバロンといった様々な種族に種族ごとの個性を与えているのが特徴です。これにスチームパンクや古代の発掘兵器が彩りを添えており、機械兵やスチームナイトその他様々なメンバーの多様さが魅力で、後のシリーズを見てもその多彩さは際立っているかもしれません。展開は章立てになった物語を進めていく中で、町々で話を聞き本陣で出陣させるメンバーや装備を揃えたら、ルーンファウスト軍との戦闘になりこれを倒せば次に進むことができるというものです。そのためシナリオは一本道ですが迷うところがなく、単純に戦闘だけに注力することができるでしょう。
 とはいえ肝心の戦闘場面では家庭用ゲーム機らしく、どうしても難易度が低めで緻密な戦い方を駆使するよりも強力なユニットや技を利用してガシガシ攻めていけば、ボス戦以外はあまり慎重にならなくても何とかなると思います。一方で戦闘時の演出が豪快で、むしろこれを楽しむためにテンポよく攻めていくにはちょうどいい難易度になっているかもしれません。敵は主人公を目標に狙ってくる傾向があるので、戦士や騎士など頑丈なユニットでこれを守りながら機動力の高いユニットと、弓や魔法といった間接攻撃で相手の戦力を削いでいくのが基本です。トドメを刺したときにより大きい経験値が入るために、仲間の強さのバランスを取りながら進軍していくといいでしょうか。

 個性的なメンバーたちに、能力でも外見でも人気が分かれるのはこの手のゲームの常ですが、キャントールのチップが実に可愛らしく人気が高いです。あとはやはり画面外に飛ぶ攻撃が格好いい転職前のザッパと、ときおりレーザービームを撃つ転職前のアダムの演出がそれぞれ見事かと。主人公も含めて、転職前の姿の方が格好いいと思えるメンバーが数人いるのは好みなので仕方ないとはいえ残念なところです。
 あとは単純な演出ですが、一本橋でシャイニング・フォースを待つレーザーアイの存在はこのタイプのシステムを最大限に活かした敵ではないかと思います。
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