スーパーパンチアウト(任天堂)
(c)Nintendo
発売:任天堂(1984) 機種:アーケード ジャンル:スポーツ
評価:★★★★☆
上下二画面の専用筐体を使った、任天堂の破天荒なボクシングゲームです。前作パンチアウトの続編として発売されていますが、その派手さのせいでこちらのほうがたぶん有名なんではないでしょうか。スコアや時間などの情報は上の画面にまとめ、ワイヤーフレームで表現した自分の背後視点での殴り合いはかなり迫力があります。基本はレバーで上下ガード&左右スウェー、ボタンが左パンチと右パンチとKOパンチの3ボタン。そしてこれを知らなければ絶対にクリアできない、レバーを引いてのダッキングを駆使して個性的すぎる5人の相手を倒します。
攻略込みで紹介すると一人目はボディへの攻撃が一切効かない巨漢のロッキー熊五郎。この人は顔面にパンチをするとガードしたあと、両腕で殴りかかってくるのでダッキングしてからラッシュすればかんたんに倒せるで楽勝です。二人目はボクシングにも関わらず飛び蹴りを出してくるドラゴン・チェン。最初の難関となる相手ですが、かけ声を聞いてリズムをとりながら最後の「ヤァッ!」と同時にダッキングすれば避けられるはずなので、キックさえ避けられるなら勝てると思います。二週目以降はフェイントをかけながら連続で蹴ってきますので要注意。
そんなボクサーに見えないチェンさんをお沈めになると次はロシア代表ウォッカ・ドランケンスキー。必殺突進アッパーを確実にダッキングできればまっとうに倒せる相手ですが、最初の二人がまっとうでないので相手の攻撃をスウェーしてから反撃というこのゲームの基本パターンも徹底する必要があります。四人目は前作キャラにターバンをかぶせただけの使いまわしボクサー、グレート・タイガー。かなりの強敵ですが、いったん離れてタイガーラッシュを狙ってくる瞬間にカウンターを当てればそこからのラッシュで倒せます。
最後がスーパーマッチョマン、選手コールではなぜかスーパーボディビルでの登場。やはり豪快に強い相手ですが恐ろしいのがぐるぐる回って殴ってくる必殺パンチ。一撃でもくらうとダウンしてしまうので、ひたすらダッキングで避けてください。五人倒せばチャンピオンとなってあとは防衛戦扱いでループしますが、相手の攻撃も更に厳しくなります。特にロットによっては二週目以降、スーパーマッチョマンが時間切れゲームオーバーになるまでぐるぐるパンチを続けるというバグ攻撃?もあるようです。豪快すぎる攻撃のせいで大雑把に見えてしまいがちですが、スウェーやKOパンチを活用しないと攻略ができない、意外と奥の深い作品です。
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