タイムギャル(ウルフチーム)
(c)WOLF TEAM/TAITO
発売:ウルフチーム(1995) 機種:メガCD ジャンル:アクション
評価:★★★★☆
一時期ゲームセンターを席巻したLDゲームで、ドラゴンズ・レアやバッドランズといったアニメーションを活かした作品が出ていた中で、タイトー制作のタイムギャルをウルフチームがメガCDに移植した作品となります。時は31世紀、タイムマシンを強奪して時空の彼方に飛び去った、大悪党ルーダを追うタイムギャルことレイカのアクションストーリー。ダーティペア然としたレイカが恐竜時代やコロシアムでの剣闘試合に海賊に空戦にモビルスーツ・・・と破天荒な時代を飛びまわりながらルーダを追いかけます。
ゲームとしてはアニメーション映像が流れる中で、ポイントとなる箇所や四方のボールが光るので指示に従ってレバーを倒すという単純なもの。タイミングが遅れたり入力を間違えるとミス映像が流れて、3回ミスするとゲームオーバーになります。基本的に面ごとの選択肢を全て覚えてしまえばクリアできるゲームなので(画面の左右反転があるので注意)、コインのいらない家庭用ゲーム機であれば好きなだけエンディングもミス映像も見ることができるのは魅力です。ただし、そのためにどうしてもゲーム性よりアニメーションが主体になってしまうのは残念なところかもしれません。
そしてタイムギャルの特徴となっているのが必殺技(?)タイムストップ。特定のピンチに陥るとレイカの胸のペンダントが光り、時間を止めて華麗にピンチを脱出することができます。ただし、この時にも2つから3つの選択肢が浮かびますので、間違えるとやはりミスになるので注意。ステージ順が一部ランダムに入れ替わるようになっていますが、すべてのステージをクリアするとルーダがいる最終ステージにたどりつくのでこれをクリアすればエンディングとなります。メガCD版は画像こそ粗いものの出来がよく、むしろアーケード版よりもキー入力のタイミングが易しい印象もあるのでゲームとしてはこちらをおすすめします。専用の主題歌とシングルCDまで同梱されているので、タイムギャルが好きな人はぜひ所有しておくべき一品でしょう。
とーきーのーかわー、ふーねーを出しー、まっすーぐなー、そーのーひーとみ、時をつらぬく♪
>他の記事を見る