ウイニングポスト3(コーエー)

winningpost3
(c)KOEI

発売:コーエー(1997) 機種:Macintosh ジャンル:シミュレーション
評価:★★★☆☆
 コーエーの競馬シミュレーションゲームのシリーズ第三弾。馬主になって強い馬を育てるというゲームですが、前作までは同種の他社作品に比べるととっつきやすい簡単さが売りになっていた一方で、今作品ではより本格的な馬の血統や配合を重視するゲームとなっています。シリーズの特徴である多彩な登場人物やスーパーホースと呼ばれるライバル馬の存在、ドラマ性のあるイベントはそのまま踏襲されているために、初心者向けの要素こそ減っているもののより奥深さが増している作品。
 ゲームとしての目的は自分が選んだ種牡馬の血統を繁栄させることで、とにかく相性のいい父と母の血統を探して優秀な配合を作り出し、強い仔馬を生産していくことが攻略の基本になります。前作まではレースに勝てば馬が強くなり、強い馬の仔は強くなるという単純さがありましたが今回からはニックス配合が重視されて強い父母の仔ではなく、有効な配合をより多く含んだ仔を狙わなければいけません。逆にいえば優れた配合を組むことさえできれば、ゲーム序盤からでもかなり強い産駒を排出することができますがそれが分からないといつまでたっても勝てなくなってしまいます。前作2にあった、30年間という年数制限もなくなりいつまでもゲームを続けることができるようになった点も特徴です。

 とりあえず初心者であれば有馬桜子さんを顧問に雇い、彼女が毎年種付けの際に薦めてくる相性のいい父と母の組み合わせを覚えておいて、父と母や父と母の父、父と母の母の父まで相性のいい配合になる組み合わせを考えていくのがいいでしょう。少しずるい手としては毎年仔馬が生まれた時点でセーブをして、9月になって牧場長が出す評価をすべて聞いてから強い馬を購入していけば資金を稼ぎやすいかと思います。ある程度配合理論を覚えれば、自分の生み出す馬たちが活躍していく様を楽しむことができるでしょうがPCゲームらしくどこまで気長に、どこまでやり込むことができるかがポイントです。
 前作2であれば好みの騎手や馬を育てて、ライバル馬と競い合う単純な楽しみ方がおすすめですが、より本来の競馬ゲームらしくなったウイニングポストとして評価したい作品です。シリーズの特徴として女性騎手が多いのはコーエーのゲームらしいですが、一番人気はやはり森下莉奈さんでしょうか。
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