青い宇宙の冒険(レーベンプロ)

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(c)LEBEN PRO

発売:レーベンプロ(1985) 媒体:TAPE ジャンル:アドベンチャー
評価:★★☆☆☆
 小松左京原作の同名小説をもとにしたアドベンチャーゲーム、ですが内容としては当時のパソコンゲームで多々あったアドベンチャー仕立てのミニゲーム集になります。60年ごとに起こるという怪事件の謎を調べるために、友人や先生と調査に乗り出した主人公のまもるが出会う壮大な冒険のお話で、原作はそれこそSFジュブナイル小説といった感じの面白い作品となっていますが、ゲーム自体は正直かなり微妙な出来となっています。
 内容は全四パートに分かれていて、最初のADV1は家の中を歩きまわって謎を探すというある意味もっともアドベンチャーらしい内容となっていますが、続くADV2は見つけられた謎の洞窟に入っての迷路ゲームとなります。ここで新しい仲間を見つけると舞台は宇宙へと移り、ADV3は八方向スクロールのシューティングゲームになってナスをばらまきながらナスを撃墜します。最後のADV4はかんたんな選択質問が続き、宇宙を救うために力を集めるクライマックスへ。原作を知っていればどのシーンを強引にゲームにしたのか分からなくもないのですが、かなり強引な内容なのでまじめにストーリーを追うのはあきらめた方がいいと思います。むしろ原作を読んだ人にはこのゲームで遊ぶことはあまりすすめられませんが、このゲームを遊んだ人であれば原作を読んでみるのも楽しいのではないでしょうか。

 肝心のミニゲームの出来もさほどよいとは言えず、迷路パートでは条件によってADV3に入った直後の展開が変わるようにもなっていますが、長いテープロードを経ていきなり青いライオンに食い殺されてゲームオーバーになるとちょっとやるせない気持ちになります。スクリーン3の粗いドットで描かれた豪快な画面のおかげで描画は速く、ある意味では味もありますが作品としてはちょっとおすすめできないというのが正直なところです。ただなぜか自分では何度も遊んだ作品でもあるので印象は強く、当時のゲームでタイトルとエンディングだけではなく、映像つきのスタッフロールまで音楽つきで用意されているのは画期的でした。

「ベータは」「ほんとうに」「なくなるの?」
「こたえはもちろんNO」
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