イタサンドリアス(ハドソンソフト)

driller
(c)HUDSON SOFT

発売:ハドソン(1983) 媒体:TAPE ジャンル:アクション
評価:★★☆☆☆
 MSX初期にハドソンから出されている、とにかく安価が売りだったテープゲームの中でもわりと単純なゲームっぽさが魅力の作品です。地上にあるイタサンドリアスを守るために、ドリルのついた戦車を駆って地底から来る怪獣を倒していくゲーム。
 当時のゲームらしく移動は8ドット単位、タンクは横16ドット幅のスプレーのような冷凍ビームを出しますので、火をはく怪獣をこれで動けなくしてからドリルで突くと倒すことができます。クモっぽい怪獣は放っておいても大丈夫で、火をはく怪獣をすべて倒せば面クリア。怪獣に当たってしまうとミスになって戦車が減りますが、火をはく怪獣が地上に到達するとイタサンドリアスが奪われてその場でゲームオーバーになってしまいます。

 この時期のハドソンのゲームはどこかで見たような作品をアレンジして出す例があり、この作品もどこかディグダグっぽい印象を受けるような気がしなくもありませんが、ゲームとしてはビームの射程の短さと8ドット単位の移動が大味さを助長している印象は拭えません。ただ、大味さと当たり判定の厳しさのおかげで投稿プログラムめいた楽しさはあるので意外に遊べるゲームになっています。
 ちなみに海外でのこのゲームのタイトルはドリラータンクというのですが、紹介画面にある怪獣の名前がMAMMUTにSKORKとあって、それぞれどう読んだらいいか分からないのが個人的には何ともいえません。
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