エレベーターアクション(タイトー)

elevatoraction
(c)TAITO

発売:タイトー(1985) 媒体:ROM ジャンル:アクション
評価:★★★☆☆
 当事有名だったアーケードゲームの移植作品です。スペースインベーダーゲーム以降も、多くの独特なゲームを出しているのはさすがタイトーと思わせるゲーム。
 主人公のスパイを操作して敵のビルに潜入し、エレベーターやエスカレーターを駆使してどんどん下に降りていきながら、赤いドアのある部屋に隠されているすべての機密書類を探し出すのが目的です。ビルを守っている黒服黒帽子の男たち(MSXでは青服青帽子?)を銃で撃ったりジャンプして踏みつぶしたり、果ては頭の上に照明を落としたりエレベーターで押しつぶしたりしながら、地下1階から脱出すれば面クリア。照明を落とすことでしばらく敵の追跡をくらませたり、面が進むと敵がしゃがんで銃を撃つようになったりと、思いのほか多彩なアクションが楽しい作品です。

 MSX版は敵の数のせいかスピードのせいなのか、アーケード版に比べればはるかに難易度が低いので気軽に遊んで先に進める一方で、どうしても物足りなさを感じてしまうかもしれません。それでも色数やドットの大きさに制限の大きいMSXで、エレベーターアクションらしさは充分に出すことができているのではないかと思います。
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