アンデッドライン(T&Eソフト)

undeadline
(c)T&E SOFT

発売:T&Eソフト(1989) 媒体:FD ジャンル:シューティング
評価:★★★★☆
 T&Eソフトから発売された、ファンタジー系の縦スクロールシューティングゲームです。破られた結界からあふれ出るモンスターたちを封印すべく、戦士レオンと魔導士ディノ、忍者ルイカの三人が魔導士ロシュファの魂を奪い返すべく戦います。

 攻撃力のあるファイター、魔力の高いウィザード、素早さに長けたニンジャの三人から一人を選び、魂のかけらがある六つのステージを選びます。宝箱を開けて武器やアイテムをそろえたり、妖精を見つけ出して自分の能力を上げていきますが、とにかく難易度の高さが尋常ではなくEASYモードですらクリアへの道が見えてこないほどの厳しさ。各ステージをクリアするとロシュファの魂のかけらが手に入って六つそろえれば最終ステージに挑むことができますが、この手のゲームが苦手な人には、よほどやりこんでも5面クリア程度が限度でしょうか。ステージクリアしてもライフが回復しないのと、ライフを失うとステージの最初からやり直しというのがとにかく厳しいです。
 魔城伝説を髣髴させる多彩な武器の存在やステージごとに異なる地形、攻撃方法までさまざまなモンスターに強力なボス敵まで必要なものはすべて揃っている作品なので、これで難易度さえなんとかなればもう少し人にすすめられるかもしれません。ライフ制にも関わらず、特に序盤はノーミスでクリアするくらいの意気込みが必要です。初心者であれば移動の速い忍者のルイカにオプション卵の組み合わせがおすすめですが、敵や宝箱の配置が決まっているのでこれをしっかり覚えることができれば攻撃力のある戦士レオンで出現と同時に撃破していった方が、特に削りあいになりがちなボス戦が戦いやすいと思います。多少のスプライトのちらつきこそありますが、グラフィックの美しさも文句なしで腕に覚えがある人なら充分に攻略しがいのある作品です。

 残念ながら自分は腕に覚えがありません。
>他の記事を見る