ウエストバンク(ダイナミック)
(c)Dinamic
発売:ダイナミック(1989) 媒体:TAPE ジャンル:シューティング
評価:★★★☆☆
いわゆるガンシューティングですが、さすがにファミリーコンピュータのように光線銃が付属しているわけではなく、カーソルキーで左右の扉を選んでから、現れる悪漢を1・2・3のキーで倒していくものです。もちろん悪漢以外の人を撃つとミスになるので、どちらかというとモグラたたきゲームのような作品と思えばまちがいありません。というかセガのバンクパニックの移植作品で、国内では実現していないものを含めて色々な移植を実現している海外メーカーのMSXへの愛情に感嘆の極みです。
各ステージには12個の扉があって、現れたお客がお金を出してくれるとその扉に$マークがつき、悪漢が現れたら撃ち殺してすべての扉に$マークがつけば面クリアになります。次のステージに行く前に、早撃ち競争のステージもあるのがなかなか凝っていて楽しいところです。キーボードに慣れた人にはかんたんに思えますが、ふつうの客を押しのけて悪漢が現れたりと意外な緊張感があるゲームです。
単純ながらテンポがよくてなかなか楽しい作品ですがこのゲーム、もともとの設定を知らなかったので実は当初自分が客だと思ってました。自分が銀行員で悪漢がやってきたら撃ち殺してしまうという内容に、さすが西部の銀行はひとあじ違うぜと思わなくもありません。ちなみに画面では、あきらかに悪漢ではなく女性を撃ってますのでこれはミスになりますね。
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