未来戦士ドラエボン4

※この作品は15歳以上の良い子を対象としています。


pic 【オープニング曲:破壊ツーカイ怪物くん】

 カーイカイカイ カーイカイカイ
 破壊 誘拐 怪物クンは 理想の世界の 建設者

 かわいいベイブにゃ弱いけど
 マッポ 軍隊 何でも来い 何でも来い

 爆弾搭載 チキチキ ドカーン!(BOOOOOOOOOM!)
 勇者の車で 大爆破

 爆弾搭載 チキチキ ドカーン!(BOOOOOOOOOM!)
 奴らの官邸 大爆破




Hey、ボーイズ&ガールズ元気にしてたかな?俺は未来戦士ドラエボン、22世紀の科学力を駆使してつくられたスーパーファイティングウエポノイドだ。今回の俺に与えられた任務は国際テロ組織「モンスター・ランド」アジトの撃破。外交的に踏み込めない施設への直接破壊活動にはやはり俺のような特殊な存在は欠かせないってことだな。君は俺の任務をナビゲートするSEarch of WArning SYstem通称セワシ、よろしくな。そして今回も俺と君の任務を助けるスペシャルウエポンズは以下の通りだ。どれも一回使ったら無くなってしまう、二回使ったらイケナイぜ!

 ドコデモBOMB   :破壊力と指向性まで調節できる高性能爆弾だ。
 タケインターセプター :血管に注入することで身体能力をバーストさせるサプリメントだ。
 石ころこぶし     :俺の拳に石のような固さを与えるハイパーバトルグローブだ。
 ビッグ&スモールライト:ちびっこに大人気の必殺バイオガンだ。
 地球破壊爆弾     :アトミックなボムだ。


 
01 国際テロ組織「モンスター・ランド」のアジトの情報は民間の協力者が送ってくれた。デザイナーズリゾートマンションを幾つも経営する金持ちの姉弟より、屋敷を買い取った妖しげな連中の身辺調査をしたところ明らかになったということだ。

02へ進む


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02 排気量2000ccのモンスターバイクを降りた俺は、協力者であるHi64(ヒロシ)という人物とその姉の二人に会う。「モンスター・ランド」の総帥、モンスターボーイが買ったという屋敷の場所を伝えると、スクールボーイはオレの目を見ようともせず、うつむき加減にブツブツと呟く。

「は、はやく何とかしてくれよゥ…ボクらは協力者だぞゥ…」

こんなシットボーイは俺のドラパンチで粉みじんにしてやりたいところだが、まさか民間人に手を出すわけにもいくまい。俺は冷ややかな一瞥をくれると不愉快な二人の前から早々に立ち去ることにした。

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03 俺はバイクを駆り人気のない西海岸のハイウェイを疾走すると、ラグジュアリー・アラマーと名付けられた一軒の屋敷の前にたどりついた。風の吹き抜ける丘の上にある、ふざけた名前の建物は周囲をぐるりと高い塀に取り囲まれており、窓がひとつもない肉厚な複合強化樹脂壁についているただ一つの扉はチタニウム合金でできている。オイオイ、あのガキどもは要塞でも売っているのか?とにかくこの扉を開けて中に入らないといけない。俺は

自慢の拳、ドラパンチで扉を破壊する →40へ進む
石ころこぶしを装着して扉を破壊する →18へ進む
タケインターセプターでパワーアップ →19へ進む
ビッグ&スモールライトを使ってみよう→27へ進む
ここはやはりドコデモBOMB    →36へ進む
地球破壊爆弾            →04へ進む


 
04 俺は地球破壊爆弾を取り出すと安全装置を解除してスイッチを入れた。ダ・エェェェェェェェンド。

−BAD END−


 
05 いよいよ暗がりの通路も突き当たりだ。頑丈そうな扉にはセーフティロックが施されているが、俺が前に立つとそれは音もなくスライドして横にひらいた。どうやら招待されているらしい、俺は周囲の視線を気にしつつ足を踏み入れた。

35へ進む


 
06 ここで帰ったら単なるガキの使いになっちまう、俺はふとシットボーイ・Hi64の顔を思い出したが、不愉快な気分を振り払うと固ゆでタマゴな顔をして、階段を地下に降りていくことにした。

15へ進む


 
07 人それぞれだかんね。こんなバケモノと正面から戦っても勝ち目はないとばかり、俺はくるりと振り向くと戦術的転進を始めた。ところで俺はここに来るまでにコケティッシュでチャーミングな女性と…

会っている →47へ進む
会っていない→46へ進む


 
08 飛び散った肉片でずるずるとすべる足下に気をつけながら、俺は部屋の中を探してまわる。案の定、隠し通路を見つけた俺は迷いもせずに暗がりへと足を踏み入れた。

20へ進む


 
09 俺はタケインターセプターを取り出すと、素早く血管に注入する。ハートがふるえてビートを刻んだ俺の全身は神経の末端までがバーストし、至近距離を飛び回るバイオバットどもの動きをカンペキに捕らえることができる。ジョー・デンプシーばりに身体をローリングさせながら俺の的確なドラパンチは醜いケモノどもを次々と打ち落としていった。

11へ進む


 
10 俺は夕陽のガンマンよろしくバイオガンをホルスターから抜いて構えるとブッ放した。ほとばしった光線がフランケンの左手に当たるとそこがムクムクと肥大する。だがツギハギで造られている左手はそのままちぎれてドサリと落ちると、無事な右手が俺の頭に強烈な平手打ちを食らわせた!ヤツの目の前には首から上が吹き飛んだ俺の身体だけがマヌケに立ち尽くしていた。

−GAME OVER−


 
11 可愛いペットたちの無様な姿にショックを受けたのだろう、ドラキュラはすっかり戦意喪失した顔で両手を挙げている。

「ア、アタシらも騙されていたザマス。命だけは…」

助ける →37へ進む
助けない→22へ進む


 
12 屋敷の中に入った俺は中の様子に愕然とする。箱のような複合樹脂造りの建物の中は屋敷でもなんでもなく、木箱に詰め込まれた資材がずらりと並んだ巨大な倉庫だったのだ。俺のドラセンサーも箱の中に入っている数々の爆発物や薬品に反応しまくっている。俺は思った以上にヤバイ場所に、しかも正面から突入しちまったようだ。周囲に視線を感じる。倉庫の奥にある地下に続く階段を見つけた俺は

更なる危険を覚悟で地下に進む  →06へ進む
ここは一旦帰って作戦を練り直そう→17へ進む


 
13 食い物でも探していたのだろうか、突然ドブネズミが姿を現した!ヒイイイイイイッ、俺はネズミだけは駄目なんだ!もう我慢できねエエエエエエエエエッ!

04へ進む


 
14 オイオイオイオイ、こんな通路に石コロのひとつだって落ちているもんかい。俺がマヌケに床をあさっている間に、ヤツの可愛いコウモリたちは俺の首筋に覆いかぶさると深々と牙をつきたてた。致死性のアルカロイド毒を血管に注入された、俺の任務もこれまでさ。ホーリィ・シィィィィット!

−GAME OVER−


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15 地下室に降りた俺は目の前にある重たい扉をギィと開ける。そこに立っていたのはツギハキだらけの改造人間、ザ・フランケンだ!俺は目の前の無様なデカブツの情報を軍のデータベースと照合する。コイツは「モンスター・ランド」のエージェント、素手による破壊活動を行うために肉体強化されたバケモノらしい。フンガーと荒い鼻息を吹き出しながらバケモノがゆっくりと近づいてくる。バトルだ!

石ころこぶしでジョージ・フォアマン       →24へ進む
タケインターセプターでカシアス・クレイ     →45へ進む
ドコデモBOMBでトレバー・ホフマン      →33へ進む
ビッグ&スモールライトでクリント・イーストウッド→10へ進む
地球破壊爆弾で太ったブタ            →04へ進む


 
16 この変態め、俺はドコデモBOMBをセットするとヤツの足下へと放り投げた。制御された爆発がウルフマンの両足を吹き飛ばし、キャンキャンわめいている犬コロの側頭部をオレのたくましい足が思いきりけとばして静かにさせる。

29へ進む


 
17 ガキの使いのようだが、命あってのモノダネだ。これだけヘビーな要塞が相手となれば、こちらだって軍くらい動かせるだろう。そそくさと建物を出ようと振り返った俺の足下に…

13へ進む


 
18 石ころこぶしを装着した俺のドラパンチを前にしては、チタニウム合金も粘土のようにグシャリと潰れるしかない。俺は扉を破壊するとさっそく屋敷の中へと足を踏み入れることにする。

12へ進む


 
19 メカニカルポケットから噴霧式の小型注射器を取り出した俺はタケインターセプターを血管に注入する。躍動した筋肉がバーストし、みるみるうちに俺の全身に力がみなぎってきた。

40へ進む


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20 暗がりの通路は緑色をした不気味な非常照明によって照らされている。思った以上に広く長い通路をしばらく進むと、正面にはキザな風体をした黒ずくめの男が立っていた。ヤツの名はバロン・ドラキュラ、「モンスター・ランド」の参謀格にあたる残忍な男はマントを広げると、懐から小さなコウモリに似たバイオバットが数羽、緑色のよだれを垂らしながらバタバタと飛び立つ。バトルだ!

ドコデモBOMBを食らえ   →42へ進む
石ころこぶしを食らえ     →26へ進む
石を食らえ          →14へ進む
タケインターセプターを食らえ →09へ進む
ビッグ&スモールライトを食らえ→30へ進む
地球破壊爆弾を食らいなさぁい →04へ進む


 
21 この色魔め、俺は石ころこぶしを装着するとグレートドラパンチでまずは犬コロの右手を吹き飛ばす。ナイフを持てなくなったアニマルは情けない顔で俺を見上げていたが、その顔面に俺の右拳がバコーと突き刺さった。

29へ進む


 
22 こんな悪党を助けるだけ無駄というモンだ、人気漫画のドラゴソボールが大好きな俺としては悪党は木っ端微塵に破壊してしまうに限るだろう。

「コ、後悔するザマスよ!?所詮お前も…」

ドラキュラは左足、右腕、左腕、右足と順番に破壊されたあとで俺のサッカーボールキックを受けて頭部をパンと破裂させた。

23へ進む


 
23 汚い死体を後に、暗がりの通路を俺はしんちょうに進んでいく。ふと、右側の壁面に小さなスロットがあいているのを見つけた。俺のドラセンサーでなければ気づかなかったろうが、どうやらこの向こうには別の部屋があるようだ。俺は

勢いよく扉を蹴り開けて中に飛び込む      →25へ進む
罠があるかもしれない、しんちょうに中を覗きこむ→28へ進む
構わず通路を先に進む             →05へ進む


 
24 俺は石ころこぶしを装着すると、熟練のステップを踏んで右のストレートをブッ放した。思わずかざしたフランケンの左手をドラパンチが吹き飛ばすと、返す左フックがヤツの右肩を、トドメの右アッパーがヤツの頭部をきれいさっぱり粉砕する。

08へ進む


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25 扉を蹴り開けて、飛び込んだ目の前にあるのは悪趣味な拷問部屋だった。鎖にしばりつけられて、恐怖の目におののいている魅惑的な女性の前に立っているのは大型のナイフを手にしたウルフマン、やはりバイオ技術で頭部がケモノのそれに変わっている改造人間だ。ヤツはこれから始めようとしていたお楽しみを中断されてご立腹らしい、荒い息づかいで俺に向き直るとこちらに向かってくる。バトルだ!

変態め、ドコデモBOMBで粉みじんだ →16へ進む
色魔め、石ころこぶしでサンドバッグだ →21へ進む
淫獣め、タケインターセプターで退治する→38へ進む
鬼畜め、ビッグ&スモールライトだ   →41へ進む
地球破壊爆弾だ            →04へ進む


 
26 俺は石ころこぶしを装着すると一歩、ステップバックしてからダッシュしてヤツに飛びかかろうとする。だが暗がりの通路で黒いコウモリの姿をカンペキに捕らえることはできず、虚しく空を切る必殺の拳をあざわらうようにバイオバットの群れは俺にかぶりつくと猛毒の牙を首筋につきたてた。俺は全身が緑紫色になって体中の穴という穴からあぶくを吹き出しながらどうと倒れると、二度と起きあがることはない。

−GAME OVER−


 
27 俺はビッグ&スモールライトをかざすと扉に照射する。だがいくら無敵のバイオガンでもただの扉には何の効果もない。エネルギーが切れて使いものにならなくなった銃を俺は足下に投げ捨てた。

03へ進む


 
28 隠し扉だ、どんな罠があるか分かったものじゃない。しんちょうに扉の前に屈み込み、スロットを覗き込んだ俺の右側頭部を何か熱いモノが刺し貫いた!?

かはっ。

何事が起こったのか分からないままに俺は床に倒れ伏した。

−GAME OVER−


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29 俺は壁につながれているコケティッシュでチャーミングなベイブに近づいた。フー、どうやらまだ無事だったらしい。だがベイブの素性を検索した俺は驚きの声を上げる。こいつは「モンスター・ランド」のリーダー、モンスターボーイのオンナであるスプライトレイディじゃないか!いったいどういう事だ?

「話があるの、聞いてくれないかしら」

ベイブの誘いに乗ってみる→34へ進む
ベイブに乗ってみる   →31へ進む


 
30 さあ、みんなお待ちかねの肉の饗宴の時間だ!俺はホルスターからバイオガンを取り出すとビッグモードにした光線をブッ放す。飛び回るコウモリも狭い通路では光線を避けようがなく、科学の光を浴びるとブクブクと身体が肥大して大きな肉ボールという新しいペットたちが誕生した。目の前で繰り広げられるバイオ実験を堪能した俺は青ざめた顔をしている没落貴族に目を向ける。

11へ進む


 
31 悪党のビッチに貸す身体はあっても貸す耳はない。さあ大人の時間だ!俺は激しいプレイを堪能するために男の野生を駆り立てると、必死に逃げようとしているベイブにゆっくりと近づく。逃げようったってダメだ。ようやく部屋の隅に追い込んだ俺の足下に…

13へ進む


 
32 そうか!全ての謎が解けた俺はドラセンサーの能力を全開にすると、通路の先に隠れて震えているウジ虫くんを見つけだした。俺が思った通りの人影がそこには二つ、呆然と立っている。

「な、何で分かったんだよゥ…許してくれよゥ」

長射程、高出力のモンスターガンを構えながら、ファックヤロウは脂汗と涙とよだれと尿をたれながしている。俺は目の前の汚らしい生き物を

ドラパンチで粉みじんにする→48へ進む


 
33 鈍重なバッター相手にセーブ記録を樹立するべく、俺は指向性爆弾を取り出して目盛を合わせると見事なクォータースローで放り投げた。フランケンは大振りの右腕で爆弾を打ち返そうとするが、ツギハギだらけの腕はブチリとちぎれるとものすごいスピードで俺の顔面に命中した!俺のBOMBはヤツの頭部を吹き飛ばし、そしてヤツの右腕も俺の頭部を吹き飛ばした。

−GAME OVER−


 
34 何やら急いでいるらしいベイブに急かされるように俺たちは更に隣の部屋に移るとがっちりと鍵をかける。なかなか積極的じゃないか。期待した俺だが、スプライトレイディの言葉は意外なものだった。

「私たちは騙されたの。組織の武器と資材の横領を図ったヤツがいて、そいつはこの国にアジトを作る名目でここに武器を集めたわ。そして新しい施設を見るためにお忍びで主力メンバーが集まった、今を狙ってアナタが送り込まれた。私たちは倒されても逃げ出しても、この場所に集められた筈の武器や装備はあきらめざるを得ないってワケよ」

このことを知った彼女は首領のモンスターボーイにそれを知らせようとした途中、裏切り者のウルフマンに捕まっていたという訳だ。更にベイブは言う。

「そいつは私たちを雇った人間でもある。どのみち部下も連れてきていない私たちには、ここの武器や資材を運び出すだけの余裕はないし、そいつがいなくなればあと半分だけ残っている契約も解けて、ここにいる理由はなくなるわね」

これはいい情報を聞いた。俺はあたりうかがいながら、その隠し部屋を後にする。

05へ進む


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35 部屋の中央に立っていたのは「モンスター・ランド」の首領にして最強の戦士であるモンスターボーイ。その右手と一体化しているとまで言われる、巨大な恐ろしいハンマーを手に無言で俺の前に立っている。この強力極まる戦士を前にして、だが俺は手持ちのウエポンの殆ど全てを使いきってしまっている。果たして勝てるのだろうか。

男の拳、ドラパンチこそが俺の武器だ→43へ進む
男の肉体、ランダン流格闘術をくらえ→44へ進む
逃げよう。それがいい       →07へ進む
地球破壊爆弾           →39へ進む


 
36 ドコデモBOMBは威力だけでなく爆破範囲まで思い通りに調整できるスグレモノのウエポンだ。目盛を合わせた爆弾をセットして爆発させると、扉の中央部にきれいに切り取られたような大穴を空けることができた。俺はさっそく屋敷の中へと足を踏み入れることにする。

12へ進む


 
37 こんなヤツでも貴重な情報を提供してくれるかもしれない。腕を下ろした俺の背中を何か熱いモノが刺し貫いた!?ヘイ、俺には後ろから突かれるような趣味はないゼ…そのジョークを聞くものもなく、何事が起こったのか分からないままにボディにデカイ穴を開けられた俺はどさりと床に倒れ伏した。

−GAME OVER−


 
38 この淫獣め、俺はタケインターセプターを取り出すとスーパサプリメントを血管に注入する。水中のためのターコイズブルー・オーバードライヴがほとばしりそうなほどにバーストした俺にとって目の前の犬コロはスローモーな子犬のオモチャでしかない。指の一本ずつをポキポキと折り取って、歯の一本一本をていねいに引き抜いてやった。

29へ進む


 
39 地球破壊爆弾を取り出して安全装置を外そうとした、俺の背後から謎の銃撃が襲いかかる。

ぐほぉっ!

いったい何が起こったのだろう、俺は何事が起こったのかも分からないままに粉みじんになると床にぶちまかれた。

−GAME OVER−


 
40 俺は自慢の拳を固くにぎりしめるとチタニウム合金製の強化扉にたたきつける。グシャ。キャベツの潰れるような音がして粉みじんになった自慢の拳を、俺は泣きそうな顔で見つめていた。

−GAME OVER−


 
41 この鬼畜め、俺はずしりと重いバイオガンをホルスターから抜くと構えたが、このままブッ放してしまうと犬コロの後ろにいる魅惑的なベイブにも命中してしまう。一瞬、ちゅうちょした俺の腹部にウルフマンのナイフがブスリと突き刺さった。拷問用にたっぷりと塗りつけてあった笑気毒が全身にまわり、壊れたオモチャのように激しくケイレンしてはねまわった俺は、しばらくすると笑い疲れて二度と動かなくなった。

−GAME OVER−


 
42 俺はドコデモBOMBをセットすると暗がりの敵に向かって投げつける。だが飛びかかってきたバイオバットにBOMBが至近距離で命中すると、見事に俺をまきこんで大爆発を起こしやがった!シットなコウモリと俺は仲良く粉みじんになって、通路にはペットを失ったバロン・ドラキュラだけがにやけ顔で立っていた。

−GAME OVER−


 
43 今こそ俺の気合いと魂が込められたドラパンチを見せるときだろう。固く握りしめた魂の拳がモンスターボーイに襲いかかる。ヤツは無表情のまま巨大なハンマーを信じられないスピードで振りかざすと、俺の右肩に正確に振り下ろした。肩から先がなくなった俺のドラパンチはいくら気合いと魂があっても命中する筈がないだろう?

−GAME OVER−


 
44 伝説のランダン流格闘術なぞ、もちろん俺は身に付けていない。俺は最後の望みを魂を乗せたドラパンチに託すことに意を決した。

43へ進む


 
45 メカニカルポケットから噴霧式の小型注射器を取り出し、タケインターセプターを血管に注入すると俺の全身がほとばしるほどヒートする。蝶のように舞い蜂のように刺すステップでデカブツのまわりを飛び回った俺は自慢のドラパンチの連打でフランケンをみるみる解体していった。ツギハギだらけの出来そこないは身体のパーツをボトボトと床に落としていき、最後に無様な頭部がボトリと転がる。

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46 危険なボーイから逃げ出すべく、通路を全速力で走る俺の目の前で小さな光点が一瞬、光ると高出力の硬質レーザーが急速に近づいて俺の眉間を貫いた!そういえばドラキュラは確か「アタシらも」と言っていた…そして周囲に感じていた視線…それ以上の思考を続けることはできず、俺は暗がりの地面にガシャリと倒れ伏していた。

−GAME OVER−


 
47 通路を全力で走る俺の目の前で小さな光点が一瞬、光ると高出力の硬質レーザーが急速に近づいてきた!やはりそうか、俊速のステップを切ると間一髪の動きで殺人光線を回避した俺だが、卑劣な狙撃者の正体を君は知っているだろうか。もし知っていればそいつの名前に、そいつと「モンスター・ランド」の間に残っている契約期間をかけあわせた数字へ進め。分からない場合は続けての狙撃が俺の右足を刺し貫き、後ろからはハンマーを構えたモンスターボーイがゆっくりと近づいてくる。もう逃げられない、俺の任務もここまでだ。


 
48 俺はシットボーイからモンスターガンを取り上げると、ふたりともなるべくすぐに死なないよう手加減しながらゆっくりと粉みじんにしてやることにした。細かく引き潰された二人分の肉塊をもう一度、踏みつけてから立ち上がると俺の背後にはモンスターボーイがコケティッシュなベイブを寄り添わせて立っている。ヤツは無言で俺の脇をすりぬけると、部下と資材の殆ど全てを失った首領とその愛人はどこかに身を隠してしまった。残念なことに俺はそれを追いかけることはできなかったが、もしヤツらがまた活動を始めるのであれば、また俺の出番がやってくるのだろう。
 俺はパーフェクトに終わらなかったミッションにも意外に満足しつつ、屋敷の外に停めてあった排気量2000ccのモンスターバイクにまたがるとその地を後にする。惜しいことがあるとすれば、愛くるしいベイブとタンデムすることができなかったことくらいだろうか。

 俺は未来戦士ドラエボン。22世紀の科学力を駆使してつくられたスーパーファイティングウエポノイドだ。


−ENDE−


【エンディング曲:理想の世界の三人組よ】

 憤怒ぅ 憤怒ぅ フランケン
 騙す 騙すの ドラキュラ
 無言で惨殺 オオカミ男
 俺たちゃ モンスター 三人組よ(So,What?)

 力任せに 深夜の地下で
 拷問メニューの 名コック(Hun!)(GYAAAAAAAA!)

 愚民はいっぱい いるけれど
 尊きお方は ただ一人

 (Ah・・・Ah・・・あの方のためなら!)

 えんやこりゃ えんやこりゃ
 えんやこりゃ こりゃこりゃ

 えんやこりゃ えんやこりゃ
 えんやこりゃ こりゃこりゃ

 (Ah・・・)


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