鉄人さん、ナイスアシストです。でも下りが上りと変わらない速度になるとは…

20:05〜20:30 311.5km セブンイレブン飯山新町店で休憩。

ハロゲンライト組は再度電池交換し、ゆっくりとしたスピードで峠に向かう。

短いの上りであってくれと祈る気持ちで走っていると、ほどなくトンネルらしきオレンジの光が見える。心配するほどの事もなく、あっけなく峠に到着した。

21:17 飯山峠通過。

この間の平均HR110拍 気温17℃

トンネルを抜けると闇の世界があった。さらに雨も降っていた。でも四人のライトがあれば問題なしと下り始めると、千葉の大老さんが遅れだ出す。あわてて大老さんの前に入り、前を向いてしっかり前走者につくように怒鳴るが全く聞こえてない様子、自分のライトが照らす円を凝視して固まってしまっている。前照灯からラピーテープの反射板で照らされている私のスピードメーターは一桁のまま、あっという間に前走者のテールランプは見えなくなった。

昔ラリーをかじっていたころ教えられた事で、霧で前が見えないときは山側へのターンは大体緩いのでアクセル全開、谷側のターンは急だからサイドブレーキの準備をしておいてとか、大体峠道には地形と設計者のリズムがあるからそれを掴むようにとか、全日本クラスのナビゲーターに濃霧の中、うそのペースノート走行をさせられたら視界があるときより速かったこととか色々思い出して、『2秒ストレート、R5,L5.4.3.2.1ヘアピン、8秒ストレート、R4…』なんてペースノートごっこで遊んでいたら、大老さんの灯りが全く見えなくなってしまった。あわててきた道を戻る。

大老〜一人では辛すぎまっせ、この道は。疲労が激しいときはやっぱ妙高かな?

大老さんは明るいと元気!

街灯のある道路との合流で、鉄人柳沢さんとこにたんは待っていてくれた。凄い待ったでしょうとわびると、「そんなには…」との返事、やっぱ良い人たちだ〜!

明るくなると大老も俄然元気!と言うかラストの下りになると一種の興奮状態に入っている様、声がやたらでかくなる。

22:06 新井市のセブンイレブン、時間の関係で通過

さあ、これでゴールまでノンストップだ〜!と思ったら…

 

残り15km、R18との合流で鉄人柳沢さんのランプのバッテリーがダウン、直ちにこにたんの電池に交換。

残り8kmでこにたんハンガーノック?餃子とビールのために腹すかせすぎ!

そして極め付けは残り4kmで大老さんがスパート!それを追って鉄人柳沢さん、バイクを振った瞬間荷物が脱落してリヤホイールを直撃、32穴でもポテチが出来上がりました。

大老は絵に描いたスプリンターのようにアシストにはわき目も触れずゴールに飛び込んだそうです。あぁ、アシスト哀歌。

こにたんかっこよすぎ!

結局、三人でのゴールと相成りました。直江津駅が見えたところで、私はこにたんにカメラを構え、どうせ真っ暗で何も映っていなくても、とりあえずモニターは覗き込みましょうとした瞬間、真っ暗なモニターの中で、こにたんの背中の黄色いハミングバードがまぶしく輝いて一瞬大きく羽ばたいたように見えました。(ハミングバードって実際は大きく羽ばたかないけどね)モニターから顔を上げると、すでに遠く離れていったこにたんのテールランプは、直江津駅の灯りの中に溶け込んでいくところでした…

23:06 360.1km 直江津駅前ひろ坊餃子到着

                 

走行距離  360.10km

総時間   20時間57分11秒

走行時間  15時間57分21秒

平均時速 22.5km  最高時速 53.0km

食料 おにぎり6個 菓子パン3個 プリン2個      チーズケーキ2個 水分4.1L

2週間前まで、病気で10m歩けなかったやつがいる、肝心なときに限って寝坊するやつがいる、万全を期しても今年もポテチにするやつがいる、足がつってから250km以上走り続けるやつがいる、そして、もう止めようと思ってから200km走り続けたやつがいる。よくもこんなにばかになれるものである。あっ、そうそう、さらにそんなやつらを笑顔で待っているやつらもいたっけ。でもばかになりきった笑顔だから最高の笑顔なのだと思う。何のまじりっけもない純粋な笑顔だから最高なのだと思う。私は昨年の『粘走』ではおいしい餃子とビールを飲むため、一年間おいしくお酒を飲むために直江津を目指すと書いた。しかし今年は最高の笑顔と出会うため直江津を目指した。笑顔が最も沢山あふれているゴールに飛び込むためあえて最終走者を選んだ。(ホント?)最高だよ!!うそだと思うなら来年、最終走者になってみんしゃい。

           2003年7月26日 TRY360最終走者 2kg太った、うー44さい記