2000年12月1日、@niftyが主催の「ホームページグランプリ 2000」に「マジェイアの魔法都市案内」がノミネートされました。このコンテストには3525のサイトから応募があり、ノミネートされたのはわずか26ですから、その枠に選ばれたことだけでも奇蹟のようなものでした。

12月25日にその最終発表がありました。残念ながら入賞はできませんでしたが、ノミネートされただけで、私にはグランプリをいただいたのと同じくらいうれしいことでした。

1997年に「魔法都市案内」をオープンしたとき、某検索サイトに登録しようとすると、「マジック」という独立した項目はなく、「その他の趣味」に押し込まれてしまいました。独立した項目を作って欲しいとお願いすると、「マジックのようなマイナーなものにひとつの項目を割けない」と言われたくらいです。

今では大抵の検索エンジンに「マジック・奇術・手品」という項目がありますから、わずか3年半で随分かわったものです。趣味としてのマジックも、多少は世間に認められてきたのかもしれません。

今回入賞しているサイトを見ますと、「配達員の日記」、「料理」、「潮干狩り」など、どれも一般の人にとっても馴染みのあるものが多く、その点マジックの話では少々限定された話題になってしまうため、不利なのはしかたがないかもしれません。それを思うと、ノミネートの段階で26の中に入ったことは、どう考えても奇蹟としか思えません。

審査委員のコメントや、知人からもらったメールを読んでも、ノミネートされた26のサイトはどれも大変よくできており、優劣など付けらません。審査員が変われば、グランプリ、準グランプリがそっくり入れ替わってしまう可能性もあります。おそらく今回ノミネートされていたものは、各分野のサイトとしては、それぞれ現時点ではベストサイトが選ばれていたのでしょう。入賞を逃したものでも、「犬」に興味があれば大変役に立つことはまちがいないサイトがありました。「プリン」もそうです。その分野に興味のある人が読めば、すべて大変役に立つ情報があふれていました。

今回、このようなコンテストに参加してみて感じたのは、どれだけマイナーなものを扱っていても、自分が面白いと思うものを書いていれば、誰か必ず興味を持ってくれる人が現れるということです。1997年に始めたときは、年に数人でも共感してくれる人が現れたそれで十分だと思っていたのですが、年に数人どころか、この1年に頂いたメールの数は5千通を越えています。このことは、これから何かのサイトを作ってみようと考えている方にとって、勇気づけられることではないでしょうか。

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