製品名 | Stripper
Deck ストリッパー・デック |
原案者 |
不明 |
発売元 |
海外では大手のショップであれば大抵扱っています。 |
価 格 | 製品によって差はありますが、バイシクル等で、20ドル前後でしょう。 |
分 類 | クロースアップ、カード、ストリッパー |
最初に 「ストリッパー・デック」といっても、裸の女性が印刷されているトランプのことではありません。英語ではどちらも同じ"stripper"ですので、「はぎ取る」という意味に引っかけて、つけられた名前なのかも知れません。 現象 これで何ができるかと言われると困るのですが、うまく使えば、大変不思議なことが難しい技術を使わずにできてしまいます。 数限りないほどの応用がありますが、ダイレクトに使うのであれば、観客に取ってもらったトランプを目隠ししたまま抜き出すとか、4枚のエースをバラバラに入れ、観客に切り混ぜてもらった後、一組の上から4枚のエースを順に取り出すといったことがすぐにできてしまいます。 要するに、トランプをシャッフルした後でも、特定のカードを抜き出したり、コントロールができるように加工された特殊なカードです。加工はされているのですが、このデックのことを知らない人であれば、手渡しても仕掛けに気付かれることはありません。 コメント 昔からテンヨーで発売されています『マジックトランプ』にもこの加工がされているため、マニアはつい軽視しがちですが、うまく使えば大変強力な秘密兵器になります。しかし、『マジックトランプ』は本当の初心者ならともかく、少しでもマジックをやっている人なら使う気にはならないでしょう。特にマニア相手にカードマジックを見せるのに、『マジックトランプ』は恥ずかしくて使えません。デザインが特殊であるため、すぐに『マジックトランプ』とわかってしまいます。 海外では「バイシクル」等のレギュラーデックに加工したものが販売されています。これならマニア相手に使っても、見ただけではわかりません。 一般的なものは、「マジックトランプ」のようにトランプの長い縁にそって加工されていますが、短いほうのエッジにこの加工がされているものもあります。 あまりにもダイレクトな使い方よりも、シャッフルしてもらったカードで"Out of This World"を見せるといった使い方をすれば、抵抗なく使えるのではないでしょうか。 魔法都市の住人 マジェイア |