製品情報

THE WEB

 

製品名 The Web(蜘蛛の巣)
原案者 Jim Pace
製造元 L&L Publishing
価 格 $10.00
発売年 1996年
分 類 蜘蛛、カード、恐怖

 

追加:画面の最後にThe Web用のミスディレクションを解説しておきました。


1998年11月27日(追加更新)
1997年7月11日

 


最初に

マジックというよりビックリおもちゃです。うまくやれば、「ギャー」という悲鳴が上がります。 あまりにも観客が驚くために、実演する機会がないという珍しいトリックです。

現象

蜘蛛の巣の絵が描いてあるカードが4枚あります。それを裏向きにして観客の手の上に置きます。

蜘蛛の巣を取り除くにはどうしたらよいかたずねると、大抵の人は、ほうきや手で払いのけると言います。 実際にその動作をカードの上でやってもらってから、 カードを取り上げ、表向きにすると、印刷されてあった蜘蛛の巣は消えています。


観客に手の甲を見てもらうと、本物(といってもおもちゃですが)の蜘蛛が観客の手の甲に張り付いています。

次の瞬間、「キャーーーーー」 という悲鳴があがります。(笑)

最後に一言

ウケるというか、悲鳴をあげさせることはできます。解説書の後書きにもあるように、観客と状況を慎重に選ぶ必要があります。本当に蜘蛛が嫌いな人もいますから、そのような人にやったら一生恨まれますよ。

また、レストランや喫茶店でやるのもやめたほうが賢明です。驚いた人は、手を無意識に振りますから、そのとき、テーブルの上のものをひっくり返す可能性が大です。

私がこれをはじめて見せた相手は、「蜘蛛は益虫で、人間に害はない」と普段から言っている人を選んでやったのに、やはり自分の手の甲に蜘蛛が張り付いているのを見た瞬間、「ワッー」と大声を上げて手を振っていました。

解説書にも、3歳以下の子供や年寄りには絶対、見せるなという警告がついています。

コメント

最初に相手の手の甲に蜘蛛を張り付ける必要があります。このときのミスディレクションは、添付の解説では少しわかりにくいでしょう。

ちょっとしたミスディレクションを使えば、張り付けるとき、気付かれることはありません。これをここでご紹介してもよいのですが、ここでそれをやると種明かしのになりそうですので、やめておきます。

このミスディレクションが閃いたのは、「エリスのリング」というマジックをやっていたからです。客の親指に、リング(直径4センチほどの金属の輪です)が飛行する現象が好きで、昔よくやっていました。

観客に気づかれないように、観客自身の親指にこの金属の輪を通しておく必要があります。なぜこれほど大胆なことをしても、観客は自分の親指に、こんな大きな金属の輪がとおっていることに気がつかないのでしょう。 人間の知覚のあやふやさと同時に、ミスディレクションの威力を実感を出来るでしょう。

追加The Web用ミスディレクション

魔法都市の住人 マジェイア

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