On Line Probability
女?それとも男?
1999/4/12
前回の「ダイヤとティッシュ」、「サーベロニの問題」には数多くのお問い合わせや解答をいただきました。これに気をよくして、もう一題紹介します。今回は古典と言ってよい問題ですが、確率の基本的な考え方を理解するのにはよい問題ですので紹介します。
こちらは前回とは違い、それほど難しくありません。前回から見れば、難しさは1/100程度かも知れません。(笑)しかし、うっかりすると引っかかりますから、ちゃんと考えてみてください。
「問題1」
隣に新しい家族が引っ越してきました。その家族には子供が二人いることはわかっています。しかし、その子供が男なのか女なのか、今のところわかりません。
引っ越しが終わった夜、隣の家から子供の声が聞こえてきました。それは「女の子」の声です。どうやら一人は女の子に間違いないようです。では、ここの家の子どもが、男女それぞれ一人ずつである確率はいくらでしょう。
「問題2」
上とほとんど同じ状況です。
隣に新しい家族が引っ越してきました。その家族には子供が二人いることはわかっています。しかし、その子供が男なのか女なのか、今のところわかりません。
次の朝、玄関のベルが鳴りました。出てみると、小さな「女の子」が立っていました。隣に引っ越してきた子供の一人です。この子を家の中に入れてジュースを出してあげていると、数分して、また玄関のベルが鳴りました。もう一人の子供も来たようです。この後から来た子供が、「男の子」である確率はいくらでしょう。
「問題1」と「問題2」の違いがわかるでしょうか?
必要ないかも知れませんが、簡単な解説と、解答を付けておきます。 一度、自分で答を出してから、下のヒントをクリックしてください。