Diary 16 Feb. 2001

2001年2月16日

さて、一夜あけて、まだなんとなく、眠いとかあって、結局9時すぎまで寝ていて、で、起きてから、駅へと向かう。

クロワッサンと、カフェオレを駅のカフェで飲んで、それから、トゥールーズ行きの列車へ。この列車、トゥールーズで、ピヨー行き列車に接続するはず、、だった。 ピヨーというのは、スペインのバスク地方で、で、途中に、有名なルルドがある。もちろん、これはフランス。

ペルピニアンの駅。だれもいない駅。本当に列車の本数もすくないし。
これが、駅舎。やっぱり人がほとんどいない。
さて、で、列車は10分以上遅れてペルピニアンの駅に到着。で、どんどん押して、11時15分ごろトゥールーズにつく予定が、ついたのは、11時40分ごろ。ルルドに向かう列車は11時54分発だから、なんだか、大丈夫かなーと思っていたけれど、なんとか乗り継ぐことができた。けど、昼飯抜き。おなかへった。で、到着は、午後4時ごろだから、かなりお腹へった状態になるだろうと思っていたんだけれど、途中で神の助けか、サンドイッチを売りにきて、で、オレンジジュースとサンドイッチの食事が電車の中でとれた。これでお腹も落ち着く。

さて、4時ごろルルドについた。

結構ここで下りる人は多いので、ホテルあるかなーとおもったら、結局、いまはオフシーズンらしく、ホテルは空いていて、近くのけっこうよさげなホテルを二泊取ることができた。

で、これが、ルルドの駅。そうそう、写真の感度が上がっていたので、発色が非常にわるい。大失敗。
ここルルドは、っていうと、1858年だかに、貧しい病気がちの少女ベルナデットの前に聖母マリアが現れて、「川のほうに泉が出るからそれを掘ってごらんなさい。」といわれて、いったら、そのとおりに泉が出て、で、ベルナデットはそのまま修道女になったんだけれど、本人はその泉で病気を治そうとはしなかったらしいけど。とにかく、その泉の水を飲んだり触れたりすると、どんな病気もたちどころに治るっていうウソかほんとうか、、。

ま、すくなくとも、いままでに70例程度の「奇跡の治癒」があるらしい。

で、そのベルナデット嬢は、35歳で短い一生を終えたのだけれど、それから、聖人となって、聖ベルナデットとなったわけです。 一年に500万人の人が訪れるっていうから、どんなところかとおもったけれど、うーむ、さすがによくできているなあというか。

なんといっても、それまでは、ピレネーの山深いところの寒村みたいなところだったのに(でも、中世か近代初期くらいの要塞はあるけど)、そこに、病人が大量に来るってことになると、結局、病院はできるし、聖ベルナデット教会もできちゃうし、ってわけで、なんか、すごい。でもって、TGVも止まってしまう駅があるわけ。

今日は午後5時ごろから、ちょろっと歩いてみたけど、そこかしこに、土産物屋もあって、教会もあって、で、なんといっても、ノートルダム寺院がでっかくそびえていて、その横に、聖ベルナデット教会もあるし、ベルナデット博物館もあるし、それから、ベルナデットの生家もあったり。

というわけで、明日、いろいろ歩いてみようと思います。博物館の中にも入る予定だし。

ピレネーの山がすぐに迫るような場所にルルドはある。
ぼっと、お城があるようだ。山の上の城はかっこいいかも。
町のまんなかにある、ツーリストセンター。ここで案内してくれた人がいうには、 「見るべきものとしては、これが、ベルナデットの生まれた家、これがベルナデットの、、これがベルナデットの、、、」と地図を指し示す感じ。ベルナデットしかないんかいな。まあ、いいけど。
一応、普通の教会もある。でも、これまたベルナデットゆかりのものでないわけがない。むかしは、小さな村だったのだから。
山の上の城。と思ったら、そんなに高いところにあるわけでもないらしい。
さーて、ベルナデット登場。こういう顔なんですね。
これが、泉のわきでるところにたっている、ノートルダム教会
これこそが、ベルナデットが会ったという、マリア様。青い帯のようなものを腰にまいているのが、ルルドのマリア様です。
病院とか、保養施設などが、たちならぶ、ノートルダム寺院の脇。
お城がライトアップされている。いやあ、写真、発色わるすぎ。
夜は、レストランというレストランが閉まりまくり。これはオフシーズンだからかな。8月ごろがピークらしいけど。で、モロッコ料理のクスクスの店に入って、で、美味しいクスクスをしっかり食べて、そしたら、変なおっちゃんが話し掛けてきて、いろいろルルドの話もきけました。で、やっぱり変なおっちゃんは怪しいおっちゃんだったので、すぐに逃げてきました、怖い怖い。

さて、あすは、しっかり歩こう。


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