面白い風景(9)

犬も歩けば、棒に当たる。いつでも暇な私が、近所をブラブラ歩いていて見つけた、ちょっと面白い風景をご紹介します。

 

暗い夜道は...ちょと恐い? 〜お岩通り〜  豊島区西巣鴨4-1

新庚申塚 都電荒川線が国道17号を横切る「西巣鴨三丁目」交差点、「新庚申塚」停留所脇に立っている標識。 そこには「お岩通り」と書かれている。

江戸川区にある(?)「小岩通り」とは似ているようで、ちょっと違うようだ。 「お岩」とは四谷怪談でお馴染みのお岩さんだ。

豊島区と言えば、明治通りの某交差点付近で、夜遅く車で通った人が、道の真ん中に立つ幽霊を目撃した、という話を聞いたことがある。 ここの交差点付近も、夜な夜なお岩さんの亡霊が出没するのだろうか。
お岩通り あまりにも有名な心霊スポットなので、区の教育委員会が案内板を立てた...なんて事はない。 実は、この近くにお岩様の墓(妙行寺)があるのだ。 それに因んで付けられた名前だ。

この通りに面した商店街の名前も「お岩通り商店街」となっている。 きっとお岩さんが、この街を守ってくれているに違いない。

(2000/03/20)
お岩通り商店街

 

零戦カラーの家  北区西ヶ原2丁目

零戦の家(1)

零戦の家(2)
北区西ヶ原に「ゲーテ記念館」がある。 ここにゲーテの生家があったのか、そもそも北区がゲーテに縁の地であるのか、ちょっと疑問だ。

地下鉄南北線「西ヶ原」駅から飛鳥山・王子駅に通じる本郷通りを、旧渋沢庭園の前で曲がり、ゲーテ記念館に向かう道は「ゲーテの小径」と呼ばれている。 ここをゲーテが散歩したとでも言うのか。 これも疑問だが、まァいいだろう。

本当に気になるのは、このゲーテの小径に面した変わった家だ。 ゲーテ記念館に行くに人達も思わず足を止める。 「ゲ〜」って言ったかどうか知らぬが、みんな驚いているようだ。

塀と家の前面は、黄色と濃い緑に塗られている。 窓には見事な零戦の画が掛かっている。 よく見れば軒先に小さな電球がぶら下がっている。 夜には電飾イルミネーションが見られるのだろうか。

(2000/04/12)

 

昭和の甚五郎は右利き?  板橋区双葉町33-7

眼鏡屋

右甚五郎
東上線・中板橋駅前の商店街を通り過ぎ、あまり人通りにない場所にラーメン屋があり、その隣に店がある。 もし看板がなければ、商売をやっている事にも気が付かないだろう。

どうやら眼鏡屋さんらしい。 そして看板には「左甚五郎の生まれ変りか、昭和の右甚五郎」と書かれている。

時代が昭和から平成に変わって12年も経っているが、甚五郎さんはご健在なのだろうか。
日曜日だったためか、入り口のガラス戸は閉まっていたので、中を覗いてみた。 しかし賑やかな商店街にある眼鏡屋の様に、華やかなフレームを陳列している様子はない。 修理だけを行っているのだろうか。

甚五郎を名乗るのだから、昔気質の職人さんに思える、 しかしガラス戸に書かれた「コンピュータ視力測定器完備」とはイメージがマッチしない。

(2000/04/23)

戻る 「城北スケッチ」の表紙に戻る
戻る 「Jの雑記帳」の表紙へ
戻る 「Y-ファイル」のトップページへ戻る