城北シーン(1)

東京の城北地区(板橋・北・豊島ほか)の風景をご紹介します。

 

「縁切り榎」(えんきりえのき)    板橋区本町18
縁切り榎(1)

(都営三田線「板橋本町」駅より徒歩5分)
環七通りより旧中山道を「板橋」(石神井川に架かる橋)に向かって約300m
この榎の下を嫁入り・婿入りの行列が通ると、必ず不縁になると言われている。皇女和宮(かずのみや)が中山道を通り、徳川家に嫁入りした時には、この木を筵(むしろ)で包んだ。

この木に祈ると男女の縁が切れるとも言われ、今でも密かにお参りする人がいる。現時の榎は3代目である。


縁切り榎(2)

(98/07/01)


 

(新撰組)近藤勇の墓    北区滝野川7丁目
近藤勇の墓(1)

慶応4年(1868年)4月、平尾(板橋区板橋1-42)の一里塚(板橋刑場)で官軍により処刑され、その後に胴体がここに埋葬されたという。
ここには新撰組局長・近藤勇と副長・土方歳三の他に、殉死した新撰組隊士たちの墓塔がある。

今でも近藤の人気は衰えず、備えられたノートに書き込む人も多い。

近藤勇の墓(2)

JR埼京線・板橋駅の東(滝野川)口を出て、すぐ前


(98/07/01)


 

板橋    板橋区本町28
中山道の石神井川に架かる板橋は、江戸時代より宿場町の名所で、「江戸名所図会」にも載っていた。 江戸時代の板橋

現在はコンクリート製の橋に架け替えられている。
板橋(1)

たもとには橋のいわれが記されている。
板橋(2)
石神井川沿いの遊歩道は、東上線「中板橋」駅付近から、北区王子の「飛鳥山」付近まで続いている。

石神井川(1)

遊歩道沿いには見事な桜も多く、花見の季節にはたくさんの人で賑わう。

石神井川(2)

(98/07/11)


 

(巣鴨)江戸六地蔵    
真性寺 豊島区巣鴨3-21
「おばちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨。その巣鴨と言えば、商店街中程の高岩寺にある「とげぬき地蔵(写真左)」が有名だ。

とげぬき地蔵 江戸六地蔵 しかし、商店街入り口の左にある真性寺に、江戸六地蔵の一つ(写真右)があることはあまり知られていない。

正徳4年(1714)頃に建立されたこの地蔵尊は高さが2.68mある。

その他の六地蔵は以下の寺にある。
・品川寺 品川区南品川3丁目
・太宗寺 新宿区新宿2丁目
・東禅寺 台東区東浅草2丁目
・霊厳寺 江東区白河1丁目
・永代寺 江東区(消滅)


(98/07/25)


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