3.ADSLが使えない場合がある?
2002/02/10

1.サービス地域外
  ADSLサービスを行うためには、各回線業者がNTT収容局(電話局)にADSL装置を設置する必要があります。 自宅の電話回線の収容局に設置されていない場合は、その業者のADSLサービスを利用することが出来ません。 NTTイー・アクセスアッカ の各ホームページで、自宅の電話番号を入力すると、サービス地域に入っているかが確認できます。

 サービス地域外でも、サービス提供予定日が掲載されている場合があります。 各業者とも、現在は利用者の多い地域を中心に展開していますが、今後1〜2年の間にサービス地域は拡大していく見込みです。

2.NTT収容局から遠い
  ADSLが利用できるのは、NTT収容局からの距離が4〜5Km以内です。 収容局が分かっている場合は、地図で調べることもできますが、分からない場合は アッカ で、自宅の電話番号と住所を入力すると、収容局からの距離が表示されます。 ただしアッカのサービス地域でない場合は、距離が表示されないことがあります。 実際に影響するのは、電話回線の敷設距離です。 回線距離は直線距離の1.5倍が目安ですが、途中に川などがあると、迂回のために遠くなることもあります。

 各回線業者は、収容局から遠い(5Km以上)地域でもADSLを利用できる技術を開発中です。 局から遠い人は、今後の情報に注目して下さい。

3.光ケーブル
  ADSLは銅線(メタル線)を使用しますので、途中に光ファイバーがあると使えません。 最新設備のマンションやニュータウンなどでは利用できないことがあります。

4.電気・ガス・水道の自動検針
  電話回線を使った自動検針を行っている場合は、そのままではADSLを利用できません。 戸建住宅の場合は電気・ガス・水道の各機関に、マンションの場合は管理会社などにお尋ね下さい。

5.ISDN
  ADSLで使う周波数がISDNと競合するため、そのままではADSLを利用できません。 ISDNを解約する必要がありますが、電話番号が変わる場合もあります。 ISDNを解約できない場合は、ADSL用の回線を新規に設置する「タイプ2」を選択して下さい。
 上記の何れかの理由でADSLが利用できない場合は、住んでいる地域のCATV局によるブロードバンド・サービスなども検討して下さい。


前のページへ  ADSLのトップに戻る  次のページへ


「城北スケッチ」の表紙に戻る
「Jの雑記帳」の表紙へ
「Y-ファイル」のトップページへ戻る